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洋服が日本の官能文化を破壊した--龍多美子2/2【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2014年11月24日 13時0分

――ということは日本人にとってのベストな姿勢は、西洋人にとってのそれとは異なるのでしょうか?

西洋人はコルセットで身体を支えていたんで、上半身ごと筒状に立ちます。それに対して私たち日本人は、鎌首もたげるような起こし方ですね。自分も着物を着ると、「日本人ってこうだよな」ってことを実感します。衿を抜くアイデアって本当にすごいと感じます。それによって背中に意識を向けることが出来るんですから。

それと、しっかりと支点を固めて衿を抜いたら、あとは“ぐずぐず”なところを作るのもポイント。帯でしっかりと身体を立てながら、どこかに隙を作る。そう。官能にとって“コントラスト”って大事な要素なんです。「影のある部分と明るい部分」「きちっとした部分とルーズな部分」……その対比こそがエロティック。和装の世界にはまさにそれがありますし、本当に我々って官能的な民族なんだなってつくづく思います。現代人にもそのことを是非思い出してほしいです。例えばお祭りで浴衣を纏うときなんかも、これを意識するだけでぐっと魅力的に着こなすことが出来ると思うから。

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