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オニツカタイガーがミラノファッションウィークで2022年の春夏コレクションをデジタル形式で発表

FASHION HEADLINE / 2021年9月27日 13時0分


日本発のファッションブランド、Onitsuka Tigerは、ファッションとスポーツ、そしてヘリテージとイノベーションを融合させたコンテンポラリーなコレクションを展開しています。

アンドレア ポンピリオの新たなアーティスティック ディレクションのもと、Onitsuka Tigerは、 2022年春夏コレクションをミラノにおいて、『MILAN-TOKYO』と題されたショートフィルム(監督:堀田英仁)で発表しました。

ファッションとスポーツの融合、革新的なサヴォアフェールで知られる日本発のブランドOnitsuka Tigerは、新作コレクションの発表の場として、今回2回目の参加となります。ミラノを拠点にするこのデザイナーは、突如として空虚で静観な空間になりながらも、依然としてユニークな魅力を発し続ける東京の旅をコンセプトとしました。夜の放浪は、空港から始まり、大都市の街角へと移っていきます。巨大な信号機にも、橋にも、通りにも、高架の高速道路にも、どこにも人の気配は感じられません。シーンが変わり、風景がランウェイへと変身します。広大な空間がどんどん狭くなり、新宿や渋谷の路地に集約されていきます。ひと気のない都会とは好対照に、そこはハイテク製品やガジェットを扱う 店のカラフルなネオンに照らし出され、タクシー乗り場には、新旧の車が整然と並び、シートカバーの白いレースと、自動ドアのカラフルなLEDライトがぶつかり合います。東京を巡る旅は、大井町商店街の裏通りへと倒れ込むように進んでいきます。コーヒーショップやスナック、バーから道路標識まで、すべてが冷たくグリーンがかった光を放ち、まるで東京を舞台とする2000年代の著名な映画のように[NK1] 不慣れな土地で方向感覚を失った気持ちを増幅させます。

旅の終着点は、東京の数ある高層ビルの中のひとつの屋上。どこまでも続く照明は、世界を席巻した アイコニックなアニメが描いたディストピアの未来を想起させます。休むことのない日常が目を覚ます のを待つ眠らぬ街、東京は、エネルギーとモダニティの両方を象徴しています。ファッションとスポーツ志向の美学とを融合させたOnitsuka Tigerの今回のコレクションが、この舞台と絶妙に溶け合っています。

2022年は“寅年”であり、ブランドのコアシンボルであるこの干支は、繰り返し登場するテーマ “TIGER POWER” を表現するものでもあります。

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