オニツカタイガーが2022年秋冬コレクションをミラノファッションウィークで発表
FASHION HEADLINE / 2022年2月28日 11時0分
日本発のファッションブランド、Onitsuka Tigerは、ファッションとスポーツ、そしてヘリテージとイノベーションを融合させたコンテンポラリーなコレクションを展開しています。Onitsuka Tigerは2022年2月25日 金曜日(イタリア時間午後2時)に、ミラノファッションウィークにて、22年秋冬コレクションを発表しました。クリエイティブディレクターのアンドレア ポンピリオのディレクションのもと、21秋冬、22春夏とデジタルショーにてコレクションを発表してきましたが、今回、コロナウイルス流行以降初めてのフィジカルショーとなります。
22年秋冬コレクションは、“Shadow“(陰影)の一言で表現されます。豪華絢爛が美の絶頂とされていた西洋美学に、日本の“純粋さと質素さ”という美学が衝撃を走らせた、あの80年代へのオマージュでもあります。シルエット、モノトーン、ディテールに手を加えたこの日本の美学が、それまで当たり前だった西洋の美学を再定義しました。22年春夏コレクションの、東京の旅をコンセプトにしたショートフィルム『MILAN-TOKYO』のバーチャルな旅によって、飛行機で東京まで降り立ち、東京を巡った後、今シーズン、80年代のジャパニーズ ファッションを称えるために、再び東京に戻ってきます。
西洋の人々は80年代の日本のファッションシーンを破壊的だとみなしましたが、日本では当たり前に存在する日常生活の一部でしかありませんでした。全身黒服の少年たちの集団、当時のアンダーグラウンドのカルチャーシーンを映し出していたレイヤード、並外れたボリューム感を本コレクションに反映させています。異なる素材を重ねた礼服の着物、卓越した美意識と不完全で一時的なフィロソフィーである侘寂(わび・さび)、メンズのワードローブからピックアップしたアイテムをクラシックな学生服とミックスしていた70年代に生まれた少女グループのツッパリファッション、当時のロンドンを彷彿させるブラックレザーのパンクボーイズ、ブラックカラーを身に纏い衝撃的なミックスを生み出した忍者の美学といったものが西洋にたどり着き、一大センセーショナルを巻き起こしました。その時代を引用したアクティブでコンテンポラリーなコレクション。日本の礼服の典型であるレイヤリングは、独創的でジェンダレスなコレクションを表現する為の要となっています。
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