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クラシックへと立ち返るシューズ。パンプス派の熱が再燃するも、スニーカー派への支持も衰えず【パリスナップ】

FASHION HEADLINE / 2022年3月24日 15時0分

クラシックへと回帰して、テーラードのスーツやペンシルスカートなど形式張ったオフィスウエアがランウェイを飾った今季。足元も、ポインテッドトゥにピンヒールのパンプスと、数シーズンは影へと隠れていたクラシックなシューズが再びスポットライトを浴びる! とはいえ、快適性を求めるスニーカー派も未だ健在。


ジャンヌ/モデル・実業家


Photo by Yusuke Kinaka ©FASHION HEADLINE

パリジェンヌの代表格であるジャンヌのスニーカー姿は見たことがないかも。スリムフィットのテーラードジャケットにレオパードのミドル丈スカート、フェミニンなアティチュードを纏わせる黒のパンプスで大人っぽい印象に。古典的なスタイルは、数シーズンのホームウエアのトレンドを経た後、新鮮さを持ってオフランウェイに登場した。


マリア/ビンテージディーラー


Photo by Yusuke Kinaka ©FASHION HEADLINE

スペイン出身のマリアは、ビンテージのアイテムに「アクセル アリガト」のスニーカーで80年代スタイルをコンテンポラリーに表現。パイソン柄などパンキッシュなアイテムも、スポーティなスニーカーで引き算すれば難なくデイリーウエアとして落ち着く。快適性だけでなく、カジュアルダウンの効果がスニーカー派を引きつける理由の一つかも。


ヴィクトリア/コンテンツクリエーター


Photo by Yusuke Kinaka ©FASHION HEADLINE

「ヴィクトリア トーマス」のアイテムとビンテージのスカーフ風トップスをミックスさせたヴィクトリアは、真っ白なピンヒールのミュールで洗練されたスタイルへと格上げさせた。アンクル丈のリラックスシルエットのトラウザーがエフォートレスな雰囲気を漂わせ、足の甲を美しく見せる絶妙なカットのシューズとも相性抜群。


エレン/エディター


Photo by Yusuke Kinaka ©FASHION HEADLINE

トレンドやシーズン問わず、パリジェンヌに安定した人気を誇るデニムのジャンプスーツを着こなすのはエレン。スニーカーだと子供っぽく見えがちなため、足元はラウンドトゥのミュールでミニマルにまとめてモードに落とし込んでいる。白のシューズは抜け感を与えるアイテムとして重宝するアイテム。


【プロフィール】
ELIE INOUE
パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける。主な寄稿媒体はFASHION HEADLINE、WWD Japan、ELLE Japan等。

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