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メゾンのマスコット「ヴィヴィエンヌ」が遊び心たっぷりに時を知らせる、ルイ・ヴィトンの新作ハイウォッチが誕生

FASHION HEADLINE / 2022年4月4日 19時0分

ミニッツについては、「ヴィヴィエンヌ」の胸元から延びているスリムでほぼ透明な針が、1時間ごとにダイアルを1周します。針の先端には、タロットカード(フォーチュン)、トランプ(カジノ)、またはルイ・ヴィトンのモノグラム・フラワー パターンのジャグリングボール(サーカス)が付いており、「ヴィヴィエンヌ」のマジックの世界のイリュージョンはそのままに、ミニッツを知る目安を教えてくれます。

©Ulysse Frechelin
©Ulysse Frechelin
マジックの種明かし
マジックの種明かしをするのは楽しみを奪うものだと言われますが、これはルイ・ヴィトンの「タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー」にはまったく当てはまりません。秘密の舞台裏を覗き見ることで、驚きが薄れるどころか、「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の創造性と機械式のサヴォアフェール(匠の技)に対する認識がさらに深まることでしょう。

「タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー」は、複数のアームを備えたジェネバ機構(別名マルタ十字機構)と、複雑な多段カムおよびスプリング付きルビーローラーとを組み合わせることで、この画期的なアワー表示を実現。これには、従来方式のスターホイール(星車)とジャンパースプリングを凌ぐ利点──エネルギーの効率化、時刻表示精度の向上、ムーブメントの寿命延長があります。

言い換えれば、ルイ・ヴィトンの「タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー」のジャンピングアワー表示は、複雑さよりもシンプルさを好むウォッチメイキングの常識に逆らうものかもしれません。とは言え、これは美しく、かつ、機械式として非の打ちどころのないウォッチを実現することの重要性を重視した、あらゆる面で卓越したシステムです。


ダイアルのアート
ルイ・ヴィトンは1世紀半以上にわたり、伝統的なサヴォアフェール(匠の技)を追求する道を歩んできました。そのため、メゾンが「タンブール スリム ヴィヴィエンヌ ジャンピングアワー」の「ヴィヴィエンヌ」とその世界に命を吹き込むためにさまざまな装飾技法を駆使するのは当然のことです。

2014年に発表した最初の「エスカル ワールドタイム」において、極めて印象的な形でルイ・ヴィトンのウォッチに初めて採用されたミニチュアハンドペインティングは、「ヴィヴィエンヌ」のトロンプ・ルイユ(騙し絵)風なマジックを生き生きとしたものにするために使用。タロットカードや、トランプ、モノグラム・フラワー、アワーの数字はいずれも、ジュネーヴに構えるルイ・ヴィトンのアトリエにいる絵師によって1つ1つ手描きされています。

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