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ミュベール デザイナー中山路子さんに訊くMUVEILの10年とこれから【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2017年9月28日 10時0分

ミュベールの店内

--ミュベールのアイコン“グランマ・チャーム”など、中山さんにとって“グランマ”はイメージソースであり、ミューズともいえる特別な存在。中山さんの“グランマ”像とはどういったものなのでしょうか。

“グランマ”には、年齢を重ねていくことによって宿る美しさがあると思っています。ミュベールは完成した服を提案するよりは、お客様に着ていただいて、その方の個性と混ざり合ってイメージが固まるようなブランドでありたいので、“グランマ”のように何を着てもその人になる、という存在への憧れからミューズにしました。街中でも世間の目を気にせず自分流のおしゃれを楽しんでいるおばあさまを見ると目を奪われますし、人生を謳歌されている姿に背中を押される気持ちになります。

ミュベールのアイコン「グランマ」

--中山さんが“グランマ”になったら、どんなファッションをしたいですか?

野望(笑)がたくさんあって絞り切れないのですが……。ヴィヴィッドな色を着たいし、心から弾けられる服装がしたいですね。トレンドにとらわれず、自分自身の中身を表現できることが、ファッションの最高の楽しみだと思うので、ミュベールがそんなおしゃれの手助けとなるブランドになれたら嬉しいですね。


--MUVEILにとって「コラージュ」は創作をするうえで重要なキーワードだと思いますが、どんな位置づけなのでしょうか。

日常的にメモ帳にお気に入りの紙や写真をコラージュしていて、その延長線上で洋服を作るときも、いろいろなパーツを組み合わせてお花のモチーフに“見立て”ることが好きで、よくやっています。日記を書く感覚で手帳にコラージュをしているので、私にとって自然な表現方法なのかもしれません。


--ミュベールのこれからは、どんな展開を考えていますか?

今までの「アトリエ・コラージュ」のワークショップは刺繍中心の内容だったのですが、今後はステップアップして、縫物や編み物の企画も提案していきたいです。私自身、黙々と手を動かして作業することでとても癒されるので、みなさんにもその“無になる”感覚を感じていただければ、きっとハマると思います。

ブランドとしては、これからよりお客様の個性に寄り添っていけるような服作りを続けていきたいですね。お洋服は消耗品ではありますが、ケアしながら、一日でも長く着ていただけるよう、時空を超えたサービスをしていきたいです。それと、目指せ“グランマ”ですね!

デザイナー 中山路子さん

丁寧に言葉を選びながらお話ししてくださった中山さんからは、“服作りへの想い”が伝わってきました。6月には“静なる個性”をテーマにした新ライン「M」がスタートするなど、ミュベールの新展開に目が離せません。

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