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イッセイ ミヤケ パルファムの「ロードゥ イッセイ」が25周年、香りとデザインの軌跡を辿る

FASHION HEADLINE / 2017年10月8日 17時0分

イッセイ ミヤケ パルファム(ISSEY MIYAKE PARFUMS)を象徴するフレグランスシリーズ「ロードゥ イッセイ(L'EAU D'ISSEY)」から10月4日、新作メンズフレグランス「ロー マジュール ドゥイッセイ(L'EAU MAJEURE D'ISSEY)」(50ml 7,700円/100ml 10,500円)が発売された。

今年、誕生25周年を迎える「ロードゥ イッセイ」。1992年に初めて発表されたそのフレグランスが当時、フランスを始め、日本においても装飾的で華美な“高級品”というイメージに支配されていた香水業界にもたらした鮮烈なインパクトは言うに及ばない。

生命の起源であり無限の可能性を秘めた「水(L'EAU=ロー)」という純粋かつ明快なテーマは、前例のないシンプルで革新的なアイデアだった。調香を手掛けたのはジャック・キャバリエ(Jacques Cavallier)。当時、“新星”と謳われた彼は、「ロードゥ イッセイ」での成功をきっかけにその才能を開花させ、現在ではフランスを代表する調香師の一人としてさまざまなメゾンで活躍している。ボトルとパッケージデザインのインスピレーション源は、三宅一生がパリ滞在中に見たエッフェル塔の上で輝く満月。見る人の印象に強く残る凛としたデザインは、三宅一生とアートディレクターのファビアン・バロン、ガラス職人のアラン・ド・ムルグが手掛けたものだ。円錐型のシルエット、水晶のような球体、つや消しのスチールなど、装飾を徹底的に廃して“普遍的な美”が表現されている。

続く1996年には、全身に使用できるサンミストを発表。以前にはなかったアルコールフリーを実現し、その後多くのブランドが取り入れることとなる「サマーフレグランス」の先駆け的存在となった。さらに、画期的な広告写真や限定商品のグラフィックデザインにおいても、さまざまな気鋭クリエイターとコラボレーションし、常に新しいクリエーションを発信。文字通り、「ロードゥ イッセイ」は香水業界に新しい流れを創造し、“新しさ”が必ずしも短命でなく、むしろ革新や芸術的なデザインと同義であることを証明したのだ。

新作の「ロー マジュール ドゥイッセイ」は、シリーズの原点である「水」に立ち返り、海の力強さに着想を得て、潮の清涼感やしなやかな手触りを感じられるウッディー調の香りに仕上げられた。「枯れることのない水のエネルギーが新しい波をもたらすように」との意味が込められ、同シリーズの次なる“水の物語”として25周年の節目を華やかに彩る。

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