チームラボの世界初巨大デジタルアートミュージアムがお台場に6月開業、一足早く内部を公開
FASHION HEADLINE / 2018年1月31日 12時0分
Untitled / teamLab Borderlessのための新作
チームラボ(teamLab)の世界初デジタルアートミュージアム「MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless」が、東京・お台場のパレットタウンに2018年6月21日に開業する。オープンに先駆け、プレス内覧会が行われ内部が公開された。
ゆりかもめの青海駅またはりんかい線の東京テレポート駅最寄りの東京レジャーランド跡地にオープンする同施設は、森ビル株式会社との共同運営によるものでチームラボのフラッグシップ施設となる。施設面積は、約1万平方メートルという圧倒的なスケールに最大規模となる470台のプロジェクターを設置。それぞれ構成の異なる5つの空間に、世界初公開作品を含む約40点の作品が展示される。
施設のコンセプトであり名称にも採用した“Borderless”という言葉には、「作品と作品」「作品と鑑賞者」「自己と他者」の境界を無くし、鑑賞者も作品の一部となって溶け込んでいくという想いが込められており、同施設を通じて既存の価値観や社会的枠組みを考え直すきっかけを提供する。実際に施設内構成は、空間同士に境界線がなく、複雑なシステムによって作品同士がコミュニケーションを取り合いながら、部屋から出て通路を移動したり、時に融合したりする。また、作品は鑑賞者の動きに影響して色を変化させたり、伝播したり、増殖したりと人に呼応する。作品と人、さらには居合わせた他者とともに新しい体験を創り出していく、世界に類を見ない全く新しい世界が繰り広げられる。
大きく分けて「ボーダレスワールド」「チームラボアスレチック 運動の森」「未来の遊園地」「ランプの森」「EN Tea House」と5つに構成された空間には、特に鑑賞順序が設けられていない。エントランスを抜けると、施設の核となる「ボーダレスワールド」が広がり、間も無く空間に没入する。花の森、埋もれ失いそして生まれる
/ Flower Forest: Lost, Immersed and Reborn teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki TakahashiUntitled
「ボーダレスワールド」は、前述したように作品同士がコミュニケーションし、時には混ざり合い、そして鑑賞者とも影響を受け合うアート群によって構成されるセクション。花と共に天から地へ滝が流れ落ちる同施設のための新作インスタレーションを始め、四季に連動した棚田の中を歩き回ることができる作品、ある部屋から抜け出して通路を歩き回るキャラクターや動物たちのインスタレーションなどが待ち受ける。
![](https://www.fashion-headline.com/images/upload/2018/05/e2c7287fb0e86a5d0da8dbacec628bad.jpg)
“身体で世界を捉え、世界を立体的に考える”をコンセプトとした「チームラボアスレチック 運動の森」は、もう一つの主要コンテンツ。近年、言語能力や数学力に匹敵するほど重要だと言われているのが空間認識能力なのだと、チームラボ代表の猪子寿之は言う。このプロジェクトでは、脳の海馬を成長させ空間認識能力を鍛えるための新しい創造的運動が体験できる。トランポリンのように高く飛び跳ねたり沈んだりする宇宙のような空間や、重力に逆らったような動きをする光の球体に埋め尽くされた空間に丸ごと身を置いたり、光のボルダリング、空中に浮いた吊り棒渡りなど、複雑で立体的なデジタルアートをアクティブに楽しめるセクションだ。
![](https://www.fashion-headline.com/images/upload/2018/05/3d83e23a270e058da7f0a08d4486c856.jpg)
teamLab, 2016, Interactive Digital Installation, Murano Glass, LED, Endless
無数のランプが吊るされ、四方をミラーに囲まれた部屋の中で体感する「ランプの森」は、日本初公開作品。ランプの近くに立ち止まり、しばらくじっとしていると最も近いランプが強く輝き音色を響かせる。そして、そのランプの光は最も近い2つのランプに伝播する。伝播したランプの光は、また同じように強く輝き音色を響かせながら最も近いランプに伝播し、やがて一帯が赤やブルーのグラデーションに灯される。
世界の人々を惹きつける磁力ある都市を実現するためには「文化・芸術」が不可欠であると考え、都市の中に文化施設を組み込み、様々な文化・交流活動を促進してきた森ビルと、一方でテクノロジーとクリエイティブの境界が曖昧になりつつある現代において「実験と革新」をテーマに、これまでの常識を大きく超えるようなデジタルアート作品を提供してきたチームラボ。2社がタッグを組むことで、世界に類の無い新たなデスティネーションを創出し、2020年そしてその先に向けて、国際都市・東京の磁力向上に貢献する。
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
住所:東京都江東区青海1-3-8 お台場パレットタウン
開業:2018年6月21日
時間:月〜木 11:00〜19:00 (※祝前日を除く)
金・祝前日 11:00〜21:00
土 10:00〜21:00
日・祝 10:00〜19:00
※最終入館は閉館の1時間前まで
※営業時間は時期によって異なる
料金:一般/高・大学生 3,200円
子ども(4歳〜中学生) 1,000円
チケット発売:2018年5月下旬発売予定
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