3Dプリントで居住まで建設できる時代に。アメリカの住宅の事情に変化
FASHION HEADLINE / 2018年4月30日 13時0分
アメリカ・カリフォルニアのオークランドでは近年、住宅の事情に少しずつ変化が起きているようだ。緊急時に使用できる住居や貸出用の住居の必要性から、二次的住居(自宅のバックヤードの小屋など)を建てる際に関わる規制が大きく緩和されたという。2人の大学教授、ロナルド・ラエル(Ronald Rael)とバージニア・サン・フラテロ(Virginia San Fratello)が中心となって設立したスタートアップ、エマージング・オブジェクツ(Emerging Objects)はこの背景から、新たな発想で二次的住居を製作した。
彼らが製作したのは外装・内装共に3Dプリント技術を用いて作られたキャビン型の住居。一階建ての、決して大きいものとは言えないが本格的な作りのものだ。正面の装飾は美しいチョコレート・ボックスをイメージしたもの。プランターも兼ねたタイルが気持ちよく整頓され並べられ、実際に本物の植物が植えられている。サイドには植物の種が集まり波うっているようにも見えるテクスチャを製作。4,500枚以上作られたこのテクスチャーは、瓦のように配置され屋根からサイドの壁面を覆い尽くしている。エマージング・オブジェクツは農業や工業で生み出された廃棄物の再利用にもフォーカスしており、それらを素材に使用しているそうだ。
内装にも3Dプリント技術が惜しみなく使われている。内部の壁面には「クロマ・カール・ウォール」と呼ばれるものを採用しており、室内でライトを点けると幻想的な雰囲気を作り出すことができる。これは特殊な光の反射の仕方をする素材による効果で、コーンから生成されたバイオプラスチックからできている。
エマージング・オブジェクツはこのプロジェクトから、3Dプリントは美しく精巧で、価値のあるものを作ることができることを示せたという。また3Dプリントに持たれがちな、大雑把で早くて安っぽいというイメージを見事に覆したと言える。外装・内装ともに見た目と機能性が充実したこのキャビンは、その低コストとデザイン性から多くの需要が見込めるだろう。
※本記事は (引用元: http://www.emergingobjects.com/)に許可を得て、翻訳・執筆を行っております。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
唯一無二の艶感がグッとくる。“コードバン”を使った極上財布で新紙幣を迎えよう
&GP / 2024年7月13日 19時0分
-
湯島の「まるでガウディなマンション」圧巻の内部 気になる間取りは?立地とも関係する外観
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 8時20分
-
【ココマイスター】最高級ロウ引き『コードバン』レザーを使用した長財布、2つ折り財布、名刺入れ(WEB、店舗にて販売開始)
PR TIMES / 2024年7月5日 15時22分
-
1200時間かけてキャンピングカーに大改造! 夢が詰まったハンヴィーに「何て美しい」「完成品を見る価値ある」
ねとらぼ / 2024年6月21日 21時15分
-
泥だらけの汚れたBMWが…… プロの洗車でピカピカに磨き上げられた姿に「まるで新車」「いつものように完璧」の声【海外】
ねとらぼ / 2024年6月20日 19時45分
ランキング
-
1去勢された「宦官」は長寿集団だった…女性の寿命が男性よりもずっと長い理由を科学的に解説する
プレジデントオンライン / 2024年7月18日 8時15分
-
2結婚相談所は知っている「いつまで経っても、結婚できない男女の“意外な問題点”」
日刊SPA! / 2024年7月18日 15時50分
-
3iPhoneは「128GB」か「256GB」どちらを買うべきですか?【スマホのプロが解説】
オールアバウト / 2024年7月16日 21時25分
-
4ロシア軍の対空ミサイルを「間一髪で回避」ウ軍のドローンが“マトリックス避け”を披露 その後反撃
乗りものニュース / 2024年7月17日 11時42分
-
51日5分で二重アゴ&首のシワを解消!魔法の顔筋トレ「あごステップ」HOW TO
ハルメク365 / 2024年7月17日 22時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)