イギリスの老舗アートギャラリー「リッソンギャラリー」の50周年ブック刊行、恵比寿POSTなどでイベント開催
FASHION HEADLINE / 2018年5月10日 11時30分
イギリスを代表する老舗アートギャラリー「リッソンギャラリー(LISSON GALLERY)」の創立50周年を記念したアーカイブブック『ARTIST | WORK | LISSON』が刊行。都内2ヶ所で記念フェアが開催される。
1967年の設立以来、世界的なアーティストたちと共に現代アートシーンに大きなインパクトを与え続けている同ギャラリーの貴重な資料をもとに制作されたアーカイブブックには、これまでに開催した150名以上のアーティストによる、500以上に及ぶ展覧会記録に加え、著名批評家によるテキストやレビュー、過去出版物からの抜粋などを収録。参加アーティストのリストには、マリーナ・アブラモヴィッチ(Marina Abramović)、アイ・ウェイウェイ(AiWeiwei)、ローレンス・ウィナー(Lawrence Weiner)など、国際的に活躍する面々が名を連ねている。
さらに、リチャード・ディーコン(Richard Deacon)のスケッチやソル・ルウィット(Sol LeWitt)の手書きカタログレイアウト、カール・アンドレ(Carl Andre)によるインスタレーションの指示書を始め、アーティストたちがギャラリー創設者のニコラス・ログズデイル(Nicholas Logsdail)に宛てたポストカードなど、多種多様な資料と貴重なコレクションも収録され、1,000ページを超える非常に充実した内容となっている。本書のデザインはオランダ人デザイナーのイルマ・ボーム(Irma Boom)が手掛け、表紙にはフランス人アーティストのダニエル・ビュレン(Daniel Buren)が特別に制作したアートワークを起用した。
また、同書の刊行を記念して、代官山 蔦屋書店と東京・恵比寿のPOSTにてフェアを開催。リッソンギャラリーが所属アーティストに依頼して制作したリミテッドエディション(各アーティスト10部限定)を展示販売する。本書のカバーにアーティストが直接アートワークを施した「ハンドメイドエディション」と、アートワークをデジタルプリントした「デジタルエディション」の2種類が用意される。その他、イルマ・ボームが今回のフェアの為にデザインしたポスターやトートバッグなどの関連グッズも登場。
各会場では、本書の編集者であり同ギャラリーのコンテンツチーフを務めるオシアン・ワード(Ossian Ward)と所属アーティストの宮島達男、TARO NASUでの個展「Moonlighting」(5月19日~6月16日)開催に伴い来日するライアン・ガンダー(RyanGander)を招いた、1日限定のトークイベントも開催される。
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