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日本の誇るジュエラーが一堂に。美の凝縮した「日本のアートジュエリー展」が日本橋三越で開催

FASHION HEADLINE / 2018年7月9日 10時15分

「日本のアートジュエリー展」@日本橋三越本店(7月18日~23日)


日本の風土と気質のなかで、日本ならではのジュエリーを発展させ続けている作家、工房、ジュエラーを一堂に紹介する「日本のアートジュエリー展」。1908年、貴金属フロアが開設し110年を迎える日本橋三越本店で、7月18日から23日まで開催される。

2017年夏に初開催された日本橋三越の「日本のアートジュエリー展」。ジュエリーは元々西洋発祥のものであるが、日本人特有の繊細さによって発展している日本らしいジュエリーには西洋のものとは異なる個性と美しさがある。本展では、作家、工房、ジュエラーが生み出した“アートジュエリー”と呼ぶにふさわしい、メイド・イン・ジャパンの美に焦点を当て、西洋のアンティークジュエリーとともに作品を紹介する。

会場に並ぶジュエリーはどれも身につけた時の美しさ、西洋の伝統技法を礎に編み出された革新的な技と緻密な造り、オリジナリティー溢れるデザイン、確かな素材など全てが日本の誇れる一流のもの。伝統、革新、独創性を兼ね備えた、ジュエリーの未来を創造するアーティスティックな世界が繰り広げられる。

本記事では、卓越した技法を魅せる「テクニック」、日本の美意識が息づく「デザイン」、いつの時代も人々を魅了してきた「アンティーク」という3つのキーワードの下に、本展に出展する作家と作品の一部を紐解いていきたい。



石川暢子 / NOBUKO ISHIKAWA(ノブコ イシカワ創業者)


日本古来の技術と西洋美学の融合。


日本にまだ、ジュエリー文化が根付いていなかった時代。“日本女性の美しさを引き出し、日常着に纏うジュエリーをデザインしたい”という想いから誕生した、石川暢子によるブランド・ノブコ イシカワ。その工房では現在も石川暢子の志と技術はブランドとして受け継がれ、企画・デザインを始め、伝統工芸、彫金の技術を駆使した作品が製作されている。本展で披露される2018年の新作コレクションは、ストーリー性のある絵画的なジュエリーがラインアップ。

ブローチ兼ペンダントヘッド「白鳥城」税込410万4,000円

ブローチ兼ペンダントヘッド「愛の調べ」税込275万4,000円



大倉堂(ジュエラー)


美の息づく瞬間を再現する、まるで風景画のような作品。


西洋のジュエリー技法を用いながらも、日本の景色や四季へ着想を得てデザインし日本独自の美を追求している、1969年創業の大倉堂。プロデュースを行う二代目大倉仁による、“新しい日本のジュエリーを創造すること”、という哲学の下、日本人の美意識をそのまま形に仕立てた繊細で艶やかなジュエリーを製作している。ひとえに和をモチーフにするのではなく、和室の丸窓から見える移り変わる風景を描いたり、ふっくらした朝露が煌めく瞬間や、咲き誇る桜の花びらの繊細で微妙な凹凸を形にしたりと、イメージを発展させた、まさに芸術と呼べるジュエリー。日本人に息づく美意識、そして新しいジャポニズムの表現を体感してほしい。


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