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アーティスト・田中麻記子と森岡書店店主・森岡督行の展示と本と恋のお話【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2018年8月24日 23時55分

FH:森岡さんは初めて田中さんの作品を見た時いかがでしたか? 

森岡:前に資生堂の仕事をやらせてもらっていたので、花椿編集部の方からよく話を聞いてました。麻記子さんの食べ物の絵が好きで、最近工芸の仕事が多いから、食器にカトラリーが描かれていたりするとすごく親近感が湧いてきて。でも、今回の展示とトークイベントをしてから、作品に「恋」を感じてイメージが変わったなーって思いました。



---「恋」について---


田中麻記子さんと森岡督行さん

FH:恋してますか? 

麻記子:恋は重要です! 

森岡:恋はいいですね〜、いいなぁ〜

麻記子:色々な大きさの恋があると思うんだけど、多分そういう意味では森岡さんも恋してるんじゃないんですかね?  

森岡:恋ね...

FH:まきこさんにとっての恋って…? 

田中:いつでも恋の気持ちってなんか楽しいし、エネルギーになるし、泥沼化しなければすごくポジティブなパワーになるからすごく大切だと思う。生きてて楽しくなるし。今回の展示コンセプトは、海を隔てた異国に住んでるからこそ、七夕みたいに1年に1回しか会えない距離感の方がうまく行ったりもするよね...みたいな恋の切なさを表現していて。




麻記子:この作品(右)は眠れない夜に、窓から飛行機が見えてアレに乗ったら会えるのかなって想いながら、携帯とかいじったりしているシーン。そして今回のキーワードとなる海をベットに描いています。

森岡:そうなんです、全ての作品に水面が入っているんですよ〜! 




麻記子:この作品(右)は、「私は、ずっとwifiエリアにいつでもいるわ、雷の日でも...」というタイトルで、実は友達がモデルなんです(笑)。既婚者の方に恋をしていて、自分から連絡ができないから、終電まで駅の近くのwifiが繋がるカフェであなたの連絡を待ってるという...

森岡:いいですね〜。

FH:せつなーーい!

森岡:そういえば、昔そういう歌ありましたよね。こばやし、小林…小林明子さん! 

麻記子:あー! 「ダイヤル、回して手をとめた〜♪」(歌う麻記子さん)

森岡:そうそう! そのダイヤルがwifiになった現代バージョンみたいなかんじ。でも心境は今も昔も同じですよね。あの歌いいですよね。



---花椿のGIF動画のこと---






麻記子:ストーリーを60枚くらいの小さな紙に描いて10秒にまとめるんですけど、その短い中で起承転結を表現しないとだから、一度紙にアイデアスケッチを描いてから構成してるんです。

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