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デザイナー深澤直人の選ぶ「民藝」の展覧会、六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催

FASHION HEADLINE / 2018年9月14日 11時0分

民藝 MINGEI -Another Kind of Art 展

東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、プロダクトデザイナー・深澤直人がディレクションを行った「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」が、11月2日から翌2月24日まで開催される。


1925年、民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦が、無名の職人たちによる民衆的工芸を初めて「民藝」を名付けた。民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材・色・工程・用途・形などの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠に捉われない創意工夫へと発展して行った。

地域ごとの特色が失われ、ものへの愛着が希薄になりがちな時代だからこそ、民藝に宿る無垢な美意識と精神性は使い手のみならず、ものづくりに携わるすべての人々に大きな衝撃を与え、新しいエネルギーを生み出すきっかけとなる。

染付網目文角皿 中国 景徳鎮窯 明時代 17世紀〈日本民藝館蔵〉
同展では、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターでもあり、日本民藝館館長を務める深澤直人が、同館の所蔵品を中心に、新旧さまざまな100点余りの民藝を選び抜き紹介する。

深澤氏は、「芸術家でも職人でもない人の無我な手から生み出されたものには、えも言われぬ魅力が潜んでいる。実直な創作者たちは、とかくカテゴライズされることを嫌う。型にはめられそうになると、思わずそこからはみ出したくなってしまう。形式や様式にしばられない飄々とした態度。一定の仕上がりを求めない自由さが民藝にはある。私たちは民藝を愛し、尊敬し、民藝に心を動かされる。作者が誰かとか、いつどこでつくられたのかといった情報は必要はない。ただ純粋にその魅力にくぎ付けになる」と語る。

撮りおろしインタビューや制作現場の映像、民藝の新たな表情を映し出す写真、日本民藝館設立時の貴重な資料なども展示し、これからのデザインのインスピレーションとなる「Another Kind of Art =民藝」を紐解いていく。

【展覧会情報】
民藝 MINGEI -Another Kind of Art展
会期:11月2日〜2019年2月24日
会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2
住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン
時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)
料金:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料
休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)

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