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落合陽一らと表現する“洋服が日常にもたらす力”。AFWT初参加、鈴木えみによるLautashi【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2018年10月15日 21時30分

――音楽はサウンドアーティストのKAITO SAKUMA a.k.a BATICさんが手がけられるのですね。
音楽を作っていただくKAITOさんは、落合さんの推薦です。Lautashiがショーをするには、ややファッション過ぎる。なにかもう少し日常を意識した中で表現ができたらという部分で、落合さんとKAITOさんには日常らしさを感じてもらえる演出の仕掛けを考えていただいています。


――今回、インスタレーションの出演モデルをSNSで募集されていましたね。
最初は年齢も身長も、とにかく制限を掛けず募集をスタートしたんです。というのも、Lautashiをできるだけ色々な方に着ていただきたいなと思ったからです。これから、応募いただいた方全員分のコンポジットに目を通し、チーム全体でバランスを見つつ選定していきます。その中には50代の方や、地方で主婦をされている方、年齢や生活も様々な方々に応募いただいています。一度はモデルを諦めていたけどもう一回チャレンジしたいとか、そういう思いを持たれている方の気持ちもしっかり届いてきました。

――“AT TOKYO”という形でAmazon Fashionがデザイナーをサポートするということに対してどう思われますか?
素直に嬉しいです。スポンサーがいるわけでもなく、完全に自己資金でやっていますので、そういう機会でもないとショーは中々できないと思います。“AT TOKYO”は、一般観覧枠も設けているのですよね。今回は、なるべく多くの一般の方たちにも見てもらいたいです。ファッション業界関係者に限らず、実際に買って着用していただく方たちに体験してもらうべき、という気持ちがあります。

Amazon Fashion Week Tokyoへの参加が決まって最初の打ち合わせの際に、日本におけるファッションの優先順位は低いというお話を聞きました。これがパリなんかだとパン屋さんを始め、街中の人たちみんなが「今、ファッションウィーク中だね」と認識をしていて、そんな年齢も性別も関係なく誰もが知っている環境を東京でも作りたいという理想があると。その点でも、一般観覧枠はやはりマストだと改めて思いました。


――ブランドの目指すところは?
今回、日本の伝統工芸である京友禅の墨流し染めという技法を取り入れたテキスタイルを用いたアイテムを発表します。京都へ行き、職人さんたちととともに検証をしながら制作を行った初めての取り組みです。この職人さんたちとの制作は今後も継続し、できれば毎シーズン行っていきたいと思っています。また、テクノロジーに精通している落合さんの力を借りながら、今回のように最新技術を用いた何か、例えば生地開発などを今後一緒にできたらと、密かに企んでいます。

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