スキマスイッチが振り返る15年とこれからのこと。「体温を感じられる楽曲を作っていきたい」【INTERVIEW】
FASHION HEADLINE / 2018年11月2日 11時20分
デビュー15周年を迎える音楽ユニット・スキマスイッチが、三越伊勢丹とコラボイベントを開催中。彼らの待ち合わせ場所として親しまれてきた三越の「ライオン像」とのコラボアイテムや、初の写真展「SUKIMASWITCH 15th Anniversary Live Photo Exhibition At ISETAN MITSUKOSHI」を、名古屋栄三越を皮切りに、ジェイアール京都伊勢丹を巡回。11月3日からは恵比寿三越にてスタートする。
先日、名古屋栄三越とジェイアール京都伊勢丹の展示が大盛況ののち終了した同イベント。会場では、メッセージを記入してSNSに「#スキマ15」で投稿するコンテンツも開催しており盛り上がりをみせた。ファンからのメッセージを大切にチェックしているというスキマスイッチの大橋卓弥さんと常田真太郎さん。横浜アリーナでの単独ライブと、恵比寿三越での展示を控えたお二人に、コラボアイテムのことや、デビュー当時のこと、そしてこれからからのことを聞いた。
FASHION HEADLINE(以下、FH):15 周年おめでとうございます!
スキマスイッチ(大橋卓弥さん · 常田真太郎さん):ありがとうございます!
FH:今回三越伊勢丹とのコラボレーションについて、お話を受けていかがでしたか?
大橋卓弥さん(以下、大橋):こういった周年の時じゃないとできないですし、僕らの曲でも三越のライオンが出てくる楽曲があるので、繋がった感じもあって嬉しいですね。
FH:その楽曲「思い出クロール」では、ライオン像が待ち合わせ場所になっていますね。 実際に待ち合わせ場所として使用されてたのですか?
大橋:そうですね、まさに! 「ライオンの前ね~」て言ってました。
常田真太郎さん(以下、常田):待ち合わせは大体、“ライオン”か“ナナちゃん”でしたね。 (笑)
FH:待ち合わせの場所「ライオン像」での思い出はありますか?
常田:ライオン像の近くにカラオケがあるんですけど、そこによく行ってました。小さい頃から母親と三越に買い物にも行ってましたし。名古屋は百貨店が多いので、はしごしてました。(笑)
FH:まさかライオン像と一緒にTシャツになるとは?
常田:そうですね、そんなコラボの方法があるのか!(笑)って思いました。
FH:三越とのコラボレーションアイテムには、Tシャツやスウェット、バッグなどがありますが、その中でもオススメはありますか?
常田:フードをめくるとライオンが見えるパーカーが好きですね。でも、ファンのみなさんに喜んでもらっているのは、ライオン像のTシャツみたいです。Twitterとかでも、着てアップしてくれてるのを見ます。
FH:会場には、メッセージを書けるスペースを設置されているそうですね。すごい数のメッセージがSNSにアップされているとか。
常田:はい、ものすごい数でした。
大橋:そうやって足を運んでもらえること自体嬉しいですね。
常田:そしてみなさん絵がうまい! すごい手が込んでいて。みんな、一度家に持ち帰って書いてるんですかね!? (笑)それから、男性の方も多かったのが嬉しかったですね。
FH:今回、館内放送の収録もされたんですよね?
大橋:そうですね。ちょっとおもしろ風に…三越っていうイメージがあるから、あんな風に喋ってていいのかな〜って思うんですけど。
常田:僕は「ピンポンパンポーン」って叫びました。綺麗な声の人が催事場の案内とかしてくれている中、どういう風に聞こえてるんだろう…僕たちまだ聞いてなくて。
FH:(笑)恵比寿三越での館内放送楽しみにしてますね!
今回、カメラマンの岩佐篤樹氏が10年以上に渡って撮影してきたライブ写真を展示しているそうですね。改めて昔の写真を見ていかがですか?
大橋:やっぱり歴史を感じますよね。写真がずらっと並んでると「この時はこうだったなぁ」とか思い出しますし、デビューしたての頃はこうやって15年間も続けられるなんて想像もしてなかったというか、考えてやっていたわけではなかったので。無邪気にライブやっている若い頃の写真をみると、「これから15年やっていくんだぞ」と当時の自分に語りかけたくなりますね。
■スキマスイッチ15周年について
FH:今だから話せるデビュー当初の話ってありますか?
大橋:若い頃はがむしゃらにやるしかなかったので、当時はしょっぱな(ステージに)出て行って「スキマスイッチでーす、イェーイ! 」って挨拶をして喉を潰してしまったこともありました。まったく先を考えてなかったし、わかってなかったんですね(笑)
FH:15年間ずっと変わらないことってありますか?
大橋:お互いの音楽の趣味みたいなものは変わらないです。
常田:(お互い)理解できないことはないですね。新しいものを取り入れて提案したとしても「それいいじゃん」ってなるし。自分にないものをお互い広げていってると思うんですよ。重なってる部分がもともと強いから、その外側の部分にも興味が持てるんです。
FH:では、15年経った今の音楽スタイルはどうですか?
大橋:当時は、まだテクニックが追いつかなくて、自分たちの中で表現できないことがあったけど、15年経つとテクニックも身についてきて、でもそれによって失われる部分もあって。例えば、今はうまく音の整理ができるからクオリティは上がるけど、勢いみたいなものがなくなったり。でも、昔の楽曲を聞いていると若さを感じたりして。でも、あの時こうすればよかったっていうことは一度もなく、当時はこうやってやりたかったんだよなって思います。
楽曲って僕らが作ってリリースしてお客さんの手に渡った瞬間に、多分その人たちのものになるんですよね。古い楽曲なんかはその頃聞いてた人も若かったわけで、昔の楽曲は昔の楽曲の顔があるし、だから改めて曲を聞いてみると、アノ曲作ってよかったって思います。
FH:これから15年先の夢ややってみたいことはありますか?
常田:新しいことをもっとたくさんやりたいですね。自分たち仕切りの「スキマスイッチフェス」とか! スキマスイッチは2人なので、例えば色々な人と組んだりしてもいいし、フルオーケストラやアリーナでライブをしたり、2人でしっとりカフェライブをするのもいいし...どれも主流でいたいんで、それを見て聞いてるお客さんが自分が好きなのはコレだなって選んでもらったりする感じにしたいんですよね。体温を感じられる納得のいく楽曲を作りつつ、それを届けられるいいライブをしていきたい。
■『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』について
FH:9月19日にリリースした初のセレクションアルバム『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』について、このアルバムにはどのような想いが込められてますか?
大橋: 未来花(ミライカ)という曲から企画が始まり、『スキマノハナタバ 〜Love Song Selection〜』というアルバムができたんですけど、音楽をギフトにしてもらえればいいなというコンセプトで作ったんですね。花に花言葉があるように一曲一曲が花のように13曲の花束になってそれをギフトに使ってもらえたら嬉しい。
FH:曲のギフトとても素敵ですね!
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