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ヴィヴィアン・ウエストウッドの秘密に迫るドキュメンタリー映画、全国ロードショー決定

FASHION HEADLINE / 2018年11月14日 19時0分

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』

ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)のデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドのパワーの秘密に迫る刺激と情熱に満ちたドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が12月28日より、角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国の劇場にて順次公開されることが決定。

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoof

英国カルチャーのトップの座に君臨しながら77歳にして生涯現役を誓うヴィヴィアン・ウエストウッドは、数々の伝説を纏っている。米国アカデミー賞の授賞式では、メリル・ストリープやヘレン・ミレン、ティルダ・スウィントン、ヘレナ・ボナム・カーターなど演技だけでなく生き方までがパワフルな女優たちが、彼女のドレスでレッド・カーペットを飾ってきた。

映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカー扮する主人公のキャリーが着たウエディングドレスは、誰もが初めて目にするルックで一大センセーションを巻き起こす。その膝丈バージョンを作って公式サイトでネット販売したところ、一瞬で完売という記録も打ち立てた。

1993年には、ドラマティックなまでにヒールの高いシューズ「スーパー・エレベイテッド・ギリー」を履いていたスーパーモデルのナオミ・キャンベルがキャットウォークで転倒。ファッションニュースのトップを飾るほど話題になり、同じ靴がロンドンの博物館に納められた。そして遂には、エリザベス女王から「デイム」の称号を授けられる。
しかし、何よりもレジェンドなのは、大企業の傘下に入ることなく、77歳にして世界数十ヶ国、100店舗以上を展開する独立ブランドのトップかつ現役デザイナーという彼女の存在そのものだ。

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』© Dogwoof

カメラの前に座るヴィヴィアンは、「過去の話は退屈だわ」と惚れ惚れするようなカッコよさで言い放った上で、自らの生涯について語り始める。どんな10代を送ったか、最初の結婚と出産、「世界について知りたくて」決断した離婚。セックス・ピストルズの仕掛け人として知られるマルコム・マクラーレンとの出会いと、音楽史を変えたパンクムーブメントを生み出すまでの裏話が若きヴィヴィアンの秘蔵映像と共に明かされる。
そして二人目の息子の出産やマルコムとの別れ、デザイナーとしての躍進を果たした後に経営に失敗し、無一文から再出発したという衝撃的な事実も飛び出す。

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