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エレガンスよ再び、1940年代を回帰した圧巻のドルチェ&ガッバーナ【2019-20秋冬メンズ】

FASHION HEADLINE / 2019年2月16日 17時0分

ドルチェ&ガッバーナ2019-20年秋冬メンズコレクション

ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)の2019-20年秋冬メンズコレクションが1月12日、ミラノで発表された。



これまで同様、会場はミラノ・メトロポール。開演前、下りていた暗幕が上がると、舞台上にはメゾンの職人たちの日常の風景が現れる。パターンを起こし、縫製、フィッティングするそのアトリエの背景をバックにショーが始まった。そのスタートもまずタキシード姿のMC(司会者)が登場し、舞台からオートクチュールのコレクションを解説するように、モデルたちのルックが説明される。

テーマは1940年代の“イタリアン・エレガンス”。全127体の圧巻のコレクション。MCの口からレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ジャン・ロレンツォ・ベルニーニなどとともに、ローマ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ナポリ、パレルモカプリ、ポルトフィーノとイタリアを賛美するフレーズが流れ出す。

大きなショルダー、ワイドなラペルのダブルのジャケット、大きなチェストにタイトなヒップライン、ワイドパンツが描く見事にシェイプされたシルエットとイタリアン・クラシックのDNAをアーカイブするかのようなスタイルが次々に登場する。




美しいドレープを描くブラックカシミアのコート、輝くようなホワイトカシミア、白のスリーピース、鮮やかな発色のヴェルベット、総スパンコールのジャケットやプルオーバー、ヘリンボーンやハウンドトゥースといった伝統的なパターンのエンブロイダリー、ゴールドのブロケードのタキシードと彼らでしか表現しえないクラフツマンシップをベースとしたテクニックは、モードのイタリア復権を叫ぶかのようだ。


Text by Tatsuya Noda

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