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クレマチスの丘へミッフィーに会いにいこう! 2つの美術館でディック・ブルーナの展覧会開催

FASHION HEADLINE / 2019年4月9日 14時0分

静岡県長泉町のクレマチスの丘では、ディック・ブルーナ(Dick Bruna)の2つの展覧会を4月20日から9月29日まで開催。ベルナール・ビュフェ美術館では、「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を、ヴァンジ彫刻庭園美術館では「ミッフィーのたのしいお花畑  ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」を開催する。


オランダを代表するグラフィックデザイナー・絵本作家、ディック・ブルーナの作品で、世界中で親しまれている絵本の主人公「ミッフィー(うさこちゃん)」。考え抜かれたシンプルな線や色彩など、彼独自のスタイルが生まれた背景には、モダン・アートの影響もあった。1997年に出版された絵本『うさこちゃん びじゅつかんへいく』では、両親と一緒に初めて美術館を訪れたミッフィーがアートを楽しむ様子が描かれている。

ベルナール・ビュッフェ美術館で開催される「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」では、この絵本の内容にそって、ミッフィーと一緒にベルナール・ビュフェの作品を見ていく。またブルーナの創作の方法も紹介し、ビュフェとブルーナがそれぞれ追い求めた表現について考える。実は、1928年生まれのビュフェとブルーナは1歳違い。フランスとオランダで同じ時代を生きたふたりの仕事を楽しめる。


一方、ヴァンジ彫刻庭園美術館では「ミッフィーのたのしいお花畑  ディック・ブルーナが描くお花と絵本の世界展」を開催する。本展では、ディック・ブルーナが描く「花」と「植物」に焦点を当て、それらが登場する作品を紹介。シンプルな線と色彩で描かれた花や植物は、絵本を読む私たちの想像をかき立ててくれる。

また同館に併設されたクレマチスガーデンでは、1年を通して様々な種類の花や植物を見ることができるので、絵本に登場する花を観察したり、芝生に寝転がったり、五感を使って庭園を味わうのもおすすめ。ディック・ブルーナの表現と庭園を行き来しながら、新たな発見が楽しめる。なお、会期中は企画展に関連し、写真家・川内倫子の映像や写真作品も展示される。

ベルナール・ビュフェ美術館とヴァンジ彫刻庭園美術館の2つの企画展を合わせて鑑賞することで、ディック・ブルーナの表現をより深く知ることができるとともに、作品や身近な自然を、新たな視点で楽しむことができる。子どもから大人まで、みんなに愛されるミッフィーと一緒に、ブルーナの作品、そしてクレマチスの丘を堪能してみて。

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