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【ルック】フェンディがキム・ジョーンズよる2023-24年秋冬 ウィメンズコレクションを発表

FASHION HEADLINE / 2023年3月2日 17時0分

FENDI Womenswear Fall/Winter 2023-24


「すべてはデルフィナから始まりました。ファッショナブルで優雅な彼女のこだわりがフェンディにもたらす“ひねり”がとても好きなのです」

― キム・ジョーンズ


イタリア・ローマ(Rome)を代表するラグジュアリーブランド フェンディ(FENDI)は、2023年2月22日午後2時(イタリア現地時間)、アーティスティック ディレクター (Kim Jones)による2023-24年秋冬 ウィメンズコレクションを発表しました。今回のコレクションにおいて、キム・ジョーンズはさりげない破壊というレンズを通して、古典主義やエレガンスを探求しています。デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)のワードローブを参考に、彼女がどのようにフェンディのアーカイブを着こなし、本能的な自己表現を図っているかを知ることで、脱構築の探求と高揚、性差を表す典型の補間、レディライクな洗練の混乱という二元性と戯れるコレクションが生まれました。無関心と錯覚させながら実はエレガントに構築されたアイテムはどのような着方もできるようにデザインされています。


マスキュリンなテーラリングとトラディショナルなファブリックにひねりを加えてフェミニンなフォルムを作り上げる一方でボイラースーツ、エプロン、ユニフォームといった実用主義的な要素が全体に見られます。レースはラッカーを塗って重ねられ、ちらりとのぞくランジェリーやサイハイレースアップブーツがフェティシズムを垣間見せます。すっきりとしたマックコートにはシークインを散りばめた裏地がのぞき、バイアスカットされドレープを描くドレスやペルシャンラムのビブには、ハーネスストラップがあしらわれています。



完成されたパンクの視点で、ニットウエアはきれいに切り込みが入り、あるいは少しゆがんでいます。フェルトウールは少し縮み、リブニットはボタンをはずしたままの状態や、斜めのシルエットを生み出します。ねじれたドレープのサテン ドレスは、ロマンティックにスカーフをなびかせています。「脱構築されていても、贅沢なのです。少々パンクに傾倒しDIYに対する私の感心も表れていますが、シックなものに近づいているのです」と、キム・ジョーンズは付け加えます。「デルフィナが初めて仕事場に足を踏み入れた日、彼女はブルーとブラウンを着ていて、それがとても似合っていました。彼女がフェンディにもたらすシックなひねりが大好きなのです」と、彼は締めくくります。

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