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【ルック】ボッテガ・ヴェネタがミラノで WINTER 2023 を発表

FASHION HEADLINE / 2023年2月27日 17時0分



ショーは前半のシルエットに見られる日常的な意味合いから、後半のより幻想的なムードまで、「着替える、変身する」というアイデアを探求し、新たな神話を形作っています。パレードは、司祭とプレイボーイ、夢遊病者と街角の娼婦、銀幕の美女と古代の海のセイレーンが闊歩する場所。なにより、ドレスアップすることの楽しさや一人ひとりの心に響く喜び、そして着る人が衣服を通してなりたい人間になれるという自信を得られる場所なのです。今回のコレクションでは、クラフトがイノベーションとして再構築されています。歴史のあるシルエットが復活し、深く開いたネックライン、芯を入れて作ったシルエット、スリット、吊り下げなどでアレンジされています。ボッティチェリの「プリマヴェーラ」(1482 年)のクロリスとフローラが現代的に再構成されており、シルクに施した精緻な手刺繍を再現、配置をアレンジすることでその変容に新たな展開をもたらしています。



今回のコレクションとショーは、あたかもシュルレアリスムの「優美な屍骸」のゲームのように、可能性の広がりを示しています。カットとクラフトによって変容を遂げた、キマイラのような奇想天外なクリーチャーが姿を現します。ボリュームとテクニックのコードをつなぎ合わせた、シャギーなフィルクーペジャカード。イントレチャートは新種の皮膚のように鱗や羽となって体を覆い、ウエアやレザーグッズに新たな形を見いだしたのです。この新しいクリーチャーたちが手に持つサーディン バッグのハンドルに使われているのは半透明のムラーノガラスで、形を変えられる素材として新たな可能性を獲得しています。ボッテガ・ヴェネタのストーリーを構成するひとつのパートの終わりと、新たなパート、新たな神話の始まりを示しているのです。


「イタリアのパレードというアイデアがとても気に入りました。行列や摩訶不思議なカーニバル。どこからともなくたくさんの人たちがやって来て、どういうわけかみなその場に収まり、同じ方向へと向かっていくのです。階級に関係なく、誰もが参加できる場所人々が集まるのはなぜなのか、見つめたいと思いました。」
マチュー・ブレイジー







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