ポーランド女性作家の映像表現に注目した展覧会が東京都写真美術館で開催
FASHION HEADLINE / 2019年7月23日 11時0分
実験的な映像表現にも注目したい。1970年代、世界ではヴィデオ・カメラを使った映像が、絵画や彫刻、映画とも異なる新しい分野の芸術として頭角を表した。本展では1970年代から約50年にわたる、ポーランド女性作家の映像表現の変遷を一望することができる。冷戦下の共産圏を生きたパイオニア世代から、グローバル化した現代のデジタル世代に共通する実験精神は、誰もが気軽に動画を撮影・発信できる時代のいまだからこそ、新鮮な驚きをもたらしてくれるだろう。
また本展は、東京都写真美術館が、出品アーティストのみならず、現地ポーランドで活躍する気鋭の研究者、キュレーターを始めとする多くの人々との交流の成果として、実現するもの。作品のほぼすべてが日本初公開となり、これまでとは異なる新たな切り口で、ポーランドの同時代美術と映像表現の変遷を紹介する。
会期中には関連イベントも多数開催。8月15日には、出品アーティストによるリレートークが開催。講演会は、8月18日に「ポーランド美術とフェミニズム(仮)」、8月31日に「クリティカル・アート潮流の中で(仮)」が開催される。
しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ
会期:8月14日~10月14日
会場:東京都写真美術館 地下1階展示室
時間:10:00~18:00 ※木・金は20:00まで、入館は閉館30分前まで
料金:一般500(400)円、学生400(320)円、中高生・65歳以上250(200)円
※( )は20名以上の団体料金、小学生以下、都内在住・在学の中学生および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料、第3水曜日は65歳以上無料
※8月15日~8月30日の木・金17:00~21:00はサマーナイトミュージアム割引(学生・中高生無料、一般・65歳以上は団体料金)、9月16日(敬老の日)は65歳以上無料、10月1日は都民の日につき入場無料
休館日:月曜日(ただし、月曜日が祝日、振替休日の場合、翌火曜日休館)
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