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モダンデザインを形成してきた世界の女性デザイナー13名のビンテージの家具作品を新宿伊勢丹で展示販売

FASHION HEADLINE / 2023年3月27日 15時0分



Garden Trolly 321 / Aino Marsio-Aalto
(W173×D62×H70cm)
作家名:アイノ・マルシオ・アアルト
製作年:1940-50年代頃


アイノ・マルシオ・アアルトが1938 年にデザインしたガーデントロリー。マイレア邸(1937-39)のプロジェクトの期間にデザインされマイレア邸ガーデンラウンジにも設置されています。



Desk 501/ Aino Marsio-Aalto
(W182×D845×H72cm)
作家名:アイノ・マルシオ・アアルト
製作年:1930年代


アイノ・アアルトが1932 年にデザインしたデスク。両面使えるデザインとなっており、スニラのパルプ工場の設計をした際にも近い型のモデルが収められています。初期に製造され幅182cm大型サイズは大変希少です。

アイノ・マルシオ・アアルト
1894 年フィンランド、ヘルシンキ生まれ。1920 年の1 月にヘルシンキ工科大学の建築学科を卒業したアイノ・マルシオは建築家としてのキャリアをスタート。社会貢献への思いの強かったアイノは労働者のための住宅、児童福祉施設や幼稚園などに関わる仕事にも熱心に取り組み、それらからは家事や育児の視点からの考察も垣間見れデザインを通じて女性の社会進出に大きく貢献した。



Brass Ball Chair/ Lina Bo Bardi
(W59×D85×H82cm)
作家名:リナ・ボ・バルディ
製作年:1960-70年代頃


リナの自邸で6脚作られており、デザインは1951年で展示するものは1960年~1970年ごろにNasser家が所有していたものを展示します。1950年代以降も親戚や知り合いのために作っていたと言われています。1950年代のものと若干仕様が異なり、現在はETEL社が復刻しています。



SESC Pompeia Stool, 1980s/ Lina Bo Bardi,Marcelo Ferraz,Marcelo Suzuki
(W38×D50×H66cm)
作家名:リナ・ボ・バルディ/マルセロ・フェハス/マルセロ・スズキ
製作年:1980年代


サンパウロの文化施設「SESC Pompeia」の図書室のために作られた作品。デザインはLina Bo Bardi, Marcelo Ferraz, Marcelo Suzuki の共同によるもの。


リナ・ボ・バルディ
イタリア・ローマ生まれ。ジオ・ポンティのもとでキャリアを積み、アートディーラーのピエトロ・マリア・バルディと結婚。サンパウロ美術館の立ち上げのため招致された夫と共にブラジルへ渡る。1951 年サンパウロのムルンビに、最初の建築作品となる自邸「ガラスの家」を設計。家具デザイナーとしては、1949 年に、ジャンカルロ・パランティとともに「スタジオ・ダルテ・パルマ」を設立。初めて家具デザインをしたのは1947 年、サンパウロ美術館の講堂のための椅子で、これ以外にも、自身の設計した建築作品に合わせて家具も手がけた。ブラジルでは「外国人」であり「女性」でもあったため、難しい時代を過ごした同氏だが、多くの建築作品を残し建築とデザインの社会的・文化的な可能性の追求に人生を捧げた。

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