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A.ランゲ&ゾーネがメゾン初の自社製自動巻きクロノグラフを搭載した新作「オデュッセウス・クロノグラフ」を発表

FASHION HEADLINE / 2023年3月28日 13時0分


外側は 1 秒未満単位の目盛りで、その内側が分単位と秒単位を示す目盛りです。12 時位置に赤でプリントされた 60 の数字と赤いクロノグラフ秒針は、オデュッセウス・クロノグラフのエレガンスと躍動感を印象づけます。オデュッセウス ファミリーのモデルでは、ランゲ独特の槍型の時分針が背景からよりくっきりと浮かび上がるデザインになっています。この時針と分針にも、バーインデックスの中央部分同様に夜光塗料が塗布されています。一際大きな曜日・日付表示にも、ランゲらしさがうかがえます。デジタル化が進む現代にふさわしいこの表示は、A.ランゲ&ゾーネの歴史とゆかりの深い、ドイツ・ドレスデンのゼンパー歌劇場の五分時計に着想を得たものです。この有名な舞台時計は、1841 年に行われた同歌劇場のこけら落としに合わせて宮廷時計師ヨハン・クリスチャン・フリートリッヒ・グートケスによって製作されたもので、デジタル式表示の時計は当時、非常に珍しいものでした。A.ランゲ&ゾーネの創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲは、そのグートケスのもとで時計作りを学び、後に彼の娘と結婚したのです。


完璧を追求する独自の仕上げ工程
オデュッセウス・クロノグラフに搭載されているキャリバーL156.1 DATOMATIC は、A.ランゲ&ゾーネ初の自動巻きクロノグラフムーブメントです。DATOMATIC(ダトマティック)とは、ドイツ語の日付を意味する"Datum"と自動巻きを意味する"Automatik"を組み合わせた造語です。スケルトンタイプで一部にブラックロディウム加工を施したプラチナ950製分銅付きセンターローターが、ゼンマイをしっかりと巻き上げます。香箱は、完全に巻き上げると50時間のパワーリザーブを蓄えることができます。調速機は、歩度を最大限安定させることを考えて設計されています。その目的を達成するために、毎時28,800振動のテンプを受け板で支持しています。そのテンプ受け板には、この時計が防水仕様であることと着用したまま軽い運動ができることを示唆する波模様が手彫りで描かれています。


A.ランゲ&ゾーネは、ムーブメントの製作と仕上げにおいて、常に独自の道を切り開いてきました。キャリバーL156.1 DATOMATICも、最高の精度を追求するため、二度組方式で組み立てます。また、素材の特性を生かした洋銀製のブリッジや地板、ハンドエングレービング入りテンプ受け、あるいはブルースクリューで留めたゴールドシャトンなど、数々のA.ランゲ&ゾーネならではの伝統的要素が盛り込まれています。さらに、組み立て後は隠れて見えなくなってしまう部品も含め、すべての部品が手作業による精巧な仕上げ加工が施されますその成果は、サファイアクリスタルのシースルーバックから見ることができます。

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