中国のファッションニューウェーブ、注目すべき若手デザイナーズブランドを紹介【EDITOR'S BLOG】
FASHION HEADLINE / 2019年11月1日 20時10分
海外にはニューヨークやロンドンなどのファッションウィークに登場しつつ、中国国内には上海ファッションウィークとともに展開するファッションフェスティバル「LABELHOOD」が、立ち上げたばかりの若手デザイナーの発表する場をサポート。中国の若手デザイナー達はその勢いで、中国のファッションニューウェーブを巻き起こしている。
日本の読者達にも、中国DCブランドの素晴らしさを伝えていきたいと思って、私のお気に入りでありながらも、注目すべき中国若手ウィメンズブランドとデザイナーを7つピックアップして紹介する。
UMAWANG
「UMA WANG」はデザイナーZHI WANGが2009年に立ち上げだブランド。中国で最も先駆的なデザイナーズブランドとして、2011年にミラノ・ファッションウィークにデビュー、一昨年からパリ・ファッションウィークに転戦。
「UMA WANG」といえば、一番頭の中に浮かぶイメージは大地のような色。自然のままのように、シンプルでありながらも生命力が感じられる。
ニットブランドから立ち上げた「UMA WANG」は特に生地にこだわりがある。デザイナーZHI WANGは特にヴィンテージなものに夢中、生地の加工から服のデザインまでも伝統的な技法を凝らしてつくられている。
「生地は私にとって最も大事な部分。生地があってからこそデザインがある」デザイナーZHI WANGはそう語った。
「UMA WANG」は日本では、セレクトショップ24th AUGUST、B'2nd、ATRUMに取り扱われている。また、通販サイトファーフェッチ(farfetch.com)でも購入できる。
XUZHI
今年27歳に迎えたデザイナーXUZHI CHENは、セントラル・セント・マーチンズに在学期間中、クレイググリーンとJWアンダーソンでのインターンシップ中、生地の開発に興味を持ち、2015年卒業当年にブランド「XUZHI」を立ち上げた。
デザイナーXUZHI CHENはよくアート作品からインスパイアされ、糸をブラシのタッチのように表現し、服を人の第二皮膚として、絵を描いてるようにデザインする。
中国伝統手作業の編み手法にヨーロッパの美学の感性を加え、「XUZHI」は材質と色味を通して東方女性ならではのしなやかな繊細美を表現。
「XUZHI」はまだ日本に未上陸だが、通販サイトファーフェッチ(farfetch.com)で購入可能!
BAN XIAOXUE
「BAN XIAOXUE」のインスピレーション源は「自然」。
「BAN XIAOXUE」はメンズとレディースともに展開し、性別概念にとらわれず、両者の共通点を探り合うようにジェンダーレスなデザインを提案する。東方美学を伝統文化に落とし込み、現代社会のシーンに合うようなシルエットで表現。特に生地の素材感と工芸技術にこだわっている。
残念ながら、「BAN XIAOXUE」はまだ中国国内のみで展開している。いつか日本に上陸する日が楽しみ。
RENLI SU
デザイナーRENLIは歴史に興味があり、服装は人類歴史の発展を記録しながら、感情の訴求ともなることを信じて、服を通して「時間と記憶」の概念を探る。
「一枚の服の存在時間は人の生命よりも長い。服を作る時、デザイナーが服に魂を与え、時間と記憶を載せた。お客様が服を購入した後、色んなところで着用することを通して、もう一つの時間と記憶が載せられる」デザイナーRENLIはそう語っている。
天然素材の生地の再加工と伝統手作業での仕上げがRENLI SUの特徴。デザイナーRENLIは世界中を旅しながら、職人を訪ね、天然素材の生地を求めながら、気まぐれな都会生活の中、時間と流行りに左右されずに、優雅な女性像を描く。
RENLI SUは日本にて、ドーバーストリートマーケットギンザで取り扱っている。また、通販サイトファーフェッチ(farfetch.com)でも購入できる。
VEGA ZAISHI WANG
VEGA ZAISHI WANGはデザイナーZAISHI WANGがセントラル・セント・マーチンズとロンドン・カレッジ・オブ・ファッションにて、6年間経験を積み重ねた後、2008年に立ち上げたブランド。
VEGA ZAISHI WANGの作品からは、イギリスカルチャーに浸透された東方美学を味わうことができる。
男性服を女性服に仕上げるのがブランドの特徴。メンズ物として使われたピンとした生地に、女性の柔らかさを表現するようなチュールを合わせ、VEGA ZAISHI WANGが手掛けるコレクションはいつも繊細でありながら、自信があり、独立した女性像を描いてる。
残念ながら、「VEGA ZAISHI WANG」はまだ日本に未上陸。ぜひインスタグラム(@VEGAZAISHIWANG)でチェックして!
ANGEL CHEN
デザイナーANQI CHENは、セントラル・セント・マーチンズでの卒業コレクションが一気に注目を浴びたことをきっかけに、ブランド「ANGEL CHEN」を立ち上げた。2017年からは、ミラノ・ファッションウィークに登場し始めた。
「ANGEL CHEN」といえば、鮮やかな原色と東洋美学のイメージが浮かんでくる。よく「ANGEL CHEN」の作品からは、気ままに成長するような生命力が感じられる。デザイナーANQI CHEN自身も、彼女の作品と同じく、個性的な魅力が溢れている女性です。
いつも東洋の伝統文化と旅からインスピレーションされ、現代美学に溶け込んだ「ANGEL CHEN」は、その強いアイデンティティーから、H&Mとコラボレーションした中国初のブランドでもある。
「ANGEL CHEN」はまだ日本では取り扱っていないが、通販サイトファーフェッチ(farfetch.com)で購入可能!
SHUSHU TONG
「SHUSHU TONG」は、デザイナーLIUSHU LEIとYUTONG JIANGの二人によって、2014年にロンドン・カレッジ・オブ・ファッション在学中に立ち上げたブランド。
小さい頃から日本のアニメに夢中だったデザイナー二人は、今も日本のカルチャーにハマっている。「SHUSHU TONG」は「少女の心を持ち続ける洗練された現代女性」をコンセプトに、アニメのような少女像に現代の都会女子のテイストを入れ込み、ガーリーとフェミニンの間のバランスを探り合う。
そういえば「SHUSHU TONG」と縁があって、数年前上海ファッションウィークで新作発表会を見たことがある。入場する際に、日本の昭和風なシールが配布され、素敵なショーを満喫後、まさかの「モデルが着ているホワイトドレスにシールを貼ってください」って頼まれた。それぐらい遊び心が溢れているブランド。
ちなみに、今年の3月には「SHUSHU TONG」が東京の「アマゾン・ファッションウィーク 2019A/W」にも登場した。これからも日本で活躍することを楽しみにしています。
「SHUSHU TONG」は日本にて、セレクトショップK3とBEAMS SELECTにて取り扱っている。また、通販サイトファーフェッチ(farfetch.com)とエスセンス(ssense.com)でも購入可能!
みなさん、いかがでしょうか? お気に入りのブランドはありましたか? 中国のファッションの歴史は未だ未だ浅いですが、まさに今からという感じ。これからも中国のデザイナーが世界の舞台で活躍することを楽しみにしています。
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