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フォンダシオン ルイ・ヴィトンの幻想的なフォルムを連想させるスケルトン・ムーブメントを搭載したルイ・ヴィトンの新作ウォッチ

FASHION HEADLINE / 2023年4月15日 19時0分

©Piotr Stoklosa
こうしたディテールへの入念な配慮によって、ウォッチフェイスは、ロジウムメッキが施されたムーブメントの部品が醸し出すモノクロームに近い美意識と完璧にマッチしたものに。機械式の部品を縁取るディープブルーのリングには分を表すインデックスが刻まれ、ブルーの時針と分針で最高の視認性が確保されています。

©Piotr Stoklosa
キャリバーLV 60は、単に様式美を追求したものではありません。LV ロゴを模ったブリッジを実現するには、従来のフルサイズのブリッジより遥かに手の込んだ装飾を必要とします。上面に細かい直線の木目調装飾が施され、角が面取りされたブリッジは、下面がサンドブラスト処理されており、どこから見ても非の打ち所のない機械的造形美を生み出しています。

©Piotr Stoklosa
LV 60の透過性を最大限に高めるため、本ムーブメントには、ホワイトゴールドのロジウムメッキが施されたプレートで飾られたタングステン製マイクロローターが装備されています。LV ロゴを模ったブリッジや内部のメカニズムの視認性を最大限に高めるため、マイクロローターは意図的に中心からずらされています。マイクロローターは、控えめなサイズにも関わらず、両巻き上げのローターの採用により、ゼンマイを効率よく易々と双方向に巻き上げます。

©Piotr Stoklosa
ムーブメントの透過性により、本ムーブメントの基本的なメカニズム、すなわち、動力が5時の位置にあるゼンマイから、輪列を経て、12時の位置にあるてん輪と脱進機にどう到達するかが明らかになります。特筆すべきことに、ゼンマイが露出した香箱は、パワーリザーブを知る目安にもなります。ゼンマイが見えるため、ゼンマイの透過性から残りの作動時間を概算できます。隙間なくしっかりと巻かれたゼンマイは完全な巻き上げを示す一方、光が透けて見えるほどゆるく巻かれたゼンマイは、巻き上げの合図となります。


プラチナの純度

キャリバーLV 60の機械的な洗練性と好対照を成すのは、「ヴォヤジャー」のウォッチケースの優美なシンプルさです。2016年に初登場した「ヴォヤジャー」は、ルイ・ヴィトンのハイウォッチメイキング製品でのみ採用されています。一目でそれと分かるシルエットを備えた「ヴォヤジャー」のエレガントでユニークなフォルムは、円形でもなければ四角形でもなく、紛れもなくルイ・ヴィトンオリジナルのデザインです。

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