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万華鏡から着想。ルイ・ヴィトンが日本限定のハイウォッチ 「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」を発表

FASHION HEADLINE / 2023年4月21日 19時0分

「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」

ルイ・ヴィトンは、日本限定エディションの「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」を発表しました。この新たなウォッチは、伝統的なクロワゾネエナメルの精巧なクラフツマンシップとモノグラム・フラワーのアーティスティックな再解釈を融合したもの。この大胆な万華鏡(カレイドスコープ)を実現するため、ルイ・ヴィトンは「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」ですべて製作されたユニークなフライング トゥールビヨン ムーブメントを採用しました。

©LOUIS VUITTON
2017年、ルイ・ヴィトンがウォッチ「タンブール」の誕生15周年を記念する新たなケースをデザインした際、メゾンは、このモデルを成功させるべく、美学的コードを守ることに気を配りました。「タンブール ムーン」の丸みを帯びた逆カーブは、本タイムピースに新たな三日月のプロフィールをもたらします。装着した時、本ケースは、「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」のデザインに完璧にマッチする精妙な光のショーを演出。主となるインスピレーション源は、ルイ・ヴィトンが1896年に初めて導入したモノグラム・フラワーです。

©LOUIS VUITTON
「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」のマスターウォッチメイカー ミシェル・ナバスは次のように説明しています。

「このウォッチを万華鏡に変身させることで、その現代的なバージョンを作りたいと思いました。これは、特に折り紙など、単一のモチーフの繰り返しがよく見受けられる日本文化へのさりげないオマージュでもあります」

本タイムピースは、メゾンにとってもウォッチコレクターにとっても大切な国である日本限定発売となります。

©LOUIS VUITTON
©LOUIS VUITTON

絵画を想わせるダイアル
「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」は、クロワゾネエナメルという古来の技法への現代的なオマージュです。時計職人が金糸で模様を描いて細かい仕切りを作り、その後、エナメルを流し込みます。ルイ・ヴィトンは、ダイアルのキャンバスに記号を入れないことで、クロワゾネエナメルのディテールを輝かせることを選択しました。そのためダイアルは全面、アニタ・ポルシェのエナメル細工に充てられています。パープルは、エナメル加工で最も出しにくい色です。本モデルにおける色合いを完璧なものにするためには、数週間にわたるリサーチが必要でした。ルイ・ヴィトンは、ブルーのバリエーションと共に、階調を生みダイアルの万華鏡効果を高めるため、複数の鮮烈なパープルの色調を求めました。この極めてデリケートなプロセスには、エナメルを構成する成分(シリカ粉末と金属酸化物)間の完璧なバランスが必要とされます。アニタ・ポルシェのような専門的で正確で熟練した手先でしか成し遂げられない技術的な離れ業です。ダイアルの装飾だけでも、完成までに2週間近い作業を要します。

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