1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

危険エリアから最もホットな地区へ大変貌! 感度の高い人々が集まる“ペッカム”がアツい【ロンドンの旅vol.3】

FASHION HEADLINE / 2020年2月1日 12時0分

治安改善のため、壁画や外灯が設置された
さらに、「モカ・ギャラリー(Moca Gallery)」や「クレーンズ・キッチン(Crane’s Kitchen)」など小規模ながらも世界中のアーティストや美術関係者に高く評価されるギャラリーもオープンしました。特に「クレーンズ・キッチン(Crane's Kitchen)」は、駅から少し離れた静かな住宅街に構えており、裏庭の庭園カフェは都会の喧騒を忘れさせる隠れ家的存在。

「クレーンズ・キッチン(Crane's Kitchen)」

「クレーンズ・キッチン」の裏庭の庭園カフェ

コワーキングビル「ペッカム・レベルズ(Peckham Levels)」や「マーケット(Market)」は数階のオフィスに加えバーやレストラン、ヨガスタジオ、ヘアサロン、ナイトクラブを併設しています。フリーランスのクリエーターが多く集まるこれらのビルは、ペッカムのコミュニティー形成において大きな要。感度の高い人々が“通う”だけではなく“移り住む”ようになったのは、コワーキングビルによって生活圏としてペッカムが選択肢に加わったことが大きいように思います。

「ペッカム・レベルズ(Peckham Levels)」のコワーキングスペース

「マーケット(Market)」

「マーケット」のコワーキングスペース

ペッカムに人が集まるようになった要因であるナイトシーンについては、盛り上がりを見せる一方のよう。最も人気なのは、昔からローカルに親しまれている「CLFアート・カフェ(CLF Art Cafe)」。ジャズ、ヒップホップ、レゲェと幅広い音楽ジャンルで毎晩のようにイベントが開催されています。

「CLFアート・カフェ(CLF Art Cafe)」
音楽ファンのボランティアにより手作りで運営される会場「DIYスペース・フォー・ロンドン(DIY Space For London)」は若手ミュージシャンの憧れのライブスペースとして強いコミュニティーで成り立っています。キング・クルール(King Krule)やムラ・マサ(Mura Masa)など若者から絶大な人気を誇る世界的なミュージシャンが、ペッカムでゲリラのライブをしたりエキシビションを開いたりと、今も変わらずこの地は音楽と強い繋がり持っています。

「DIYスペース・フォー・ロンドン(DIY Space For London)」
瞬く間に発展を遂げるペッカムですが、未だに移民が多く暮らす多文化社会は健在。バックグラウンドの異なる人々が共存するエリアに、美術学生、クリエーター、ミュージシャンなどが加わって、街は新たな表情を導き出したのです。都心とは違った独自の文化を生むペッカムを訪れて、ロンドンの新たな魅力を発見してみてください。


ロンドンの旅vol.1へ
ロンドンの旅vol.2へ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください