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【ルック】クロエが2024年春 コレクションのルックを公開

FASHION HEADLINE / 2023年6月12日 13時0分

Chloé - Spring 2024 Collection

クロエが、2024年スプリングコレクションのルックを公開しました。


Look7/Courtesy of Chloé

急速に変化する世の中で、私はタイムレスなデザインに安らぎを感じます。それは、長く使い続けることができ、世代を超えて受け継がれることを願って作られたものたち。このコレクションは、気候変動問題の克服に向けた次なるチャプターへの序章であり、来る2024年春夏コレクションのショーで表現される へと繋がっていきます。私たちは自分自身を見つめ直し、今も狩猟採集時代と変わらない脳の働き方を理解し、何がもう私たちの役に立たないのかを考える必要があります。私たちの脳は私たちのために働くのであって、その逆ではないのです。

例えば、Look 6を見たとき、私は大きな喜びを感じます。デニムパンツはほぼすべてが再利用されたコットンから作られ、シャツはデッドストックのコットンからカットされ、サングラスはリサイクルされたアセテートから作られていることを知ると、環境を優先する決定がデザインの美しさに影響するのではなく、むしろそれを後押ししていることが分かります。

クロエ クリエイティブ・ディレクター
ガブリエラ・ハースト


Look6/Courtesy of Chloé

クロエのクリエイティブ・ディレクター ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)にとって、プレコレクションはメゾンのデザインランゲージを発展させ、洗練させるためのスペースです。昨シーズンは、ルネッサンス期のアーティストであるアルテミジア・ジェンティレスキ(Artemisia Gentileschi) からインスピレーションを受け、女性のエンパワーメントを体現しましたが、2024年スプリングコレクションでは、意識、循環性、タイムレスという概念を中心に、よりニュアンス豊かで抽象的なスタンスを取っています。これらのテーマは、美的・技術的なレベルで総合的に表現されています。メゾンは、装飾や作為にとらわれず、クラフトマンシップの美しさを称え、卓越したサヴォアフェールにより本物の衣服を作ることを追求しています。その心臓部にあるのが、社会的・環境的責任へのコミットメントです。


Look7/Courtesy of Chloé

クロエのすべてのコレクションにおいて、デザインに一切妥協を許さずに、メゾンのカーボンフットプリントを削減すること、そしてそれを可能とする素材を採用することは、常に最優先されています。リサイクルカシミヤのタートルネックセーターは、アドリアーノ・ゴールドシュミッド(Adriano Goldschmied)と独自に開発したサーキュラーリサイクルコットンとヘンプデニムのジーンズのウエストにさりげなくタックインされています。環境負荷の少ないウールリブニットにインサートされたボタニカルモチーフのギピュールレースには自然界の回復力と脆弱性が表現されています。自然な曲線とサイクルのアイデアは、ローワーインパクトウールのセーターのカーブしたエンジニアードリブニットや、ヨークディテールのあるスエード スカートのラウンドパターンピースに反映されています。色とりどりの糸を一本一本染めたジャカードニットウールカーディガンなどのニットウエアはガブリエラの故郷であるウルグアイの社会的企業Manos del Uruguay(マノス・デル・ウルグアイ)とのコラボレーションにより作られました。

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