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【ルック】ディオールがマリア・グラツィア・キウリによる2024年春夏 オートクチュール コレクションを発表

FASHION HEADLINE / 2024年1月25日 11時0分

【DIOR】2024年春夏 オートクチュール コレクション

ディオールは、マリア・グラツィア・キウリによる2024年春夏 オートクチュールコレクション ショーを1月22日(現地時間) に発表しました。

©Adrien Dirand/Courtesy of DIOR
ディオールのオートクチュール コレクションが発表されたロダン美術館の庭園に設けられた会場の壁を飾っているのが、アーティストのイザベラ・デュクロが制作したインスタレーション『Big Aura』。今回のディオール 2024年春夏 オートクチュール ショーのセットデザインでは、横糸と縦糸を思わせる不規則なブラックストライプのパネルの上に、高さ
5メートルほどある23着の特大サイズのドレスが配置されています。これらのドレスは、イザベラ・デュクロが研究対象としているオスマントルコのスルタンたちが着ていた装いを想起させ、肉体を超越した力の象徴である衣服を抽象的に体現しています。

Courtesy of DIOR
マリア・グラツィア・キウリにとって、『Big Aura』とは、オリジナルを再現しても決してオリジナルとは同じものにはならないという観念のための、永遠に肥沃な大地「オートクチュール」の中に行き渡っているもの。オートクチュールでは、どの服も、着用者の体に合わせることが定められ、独特のアウラを有しています。マリア・グラツィア・キウリとイザベラ・デュクロがそれぞれ異なる方法で言及している「アウラ」とは、ヴァルター・ベンヤミン1 の定義によれば、芸術作品の独自性と真正性を反映するもの。つまりそれは、集団の記憶に刻まれるものです。

Courtesy of DIOR
マリア・グラツィア・キウリは本コレクションにおいて、ファッションの本質と究極の卓越性を体現するメゾンのオートクチュールの歴史を通してこの「アウラ」をたどることにしました。クリスチャン・ディオールが1952年秋冬 オートクチュール コレクションでデザインした「ラ シガール」ドレスは、その彫刻のようなカッティングとモワレ生地によって、アトリエの神聖さ想起させ、クチュールの概念を再構築する理論の出発点となりました。芸術と人生を区切る境界線はもろいものです。

Courtesy of DIOR
モアレ2は「冬を越えて波のように花開き」、そこには、ゴールド、ホワイト、グレー、バーガンディ、グリーンといったこの生地の玉虫色を「生地とその彫刻的な質感を通して」3強調する印象的な色合いのカラーパレットが採用されています。このエフェクトは、襟が特徴的なコート、誇張されたカットアウトのワイドスカート、重なり合うレイヤー、パ
ンツ、ジャケットといった、「ラ シガール」のジオメトリックなラインを再現したアイテムに反映されることで、建築的なエレガンスを醸し出します。シルエットは、ディオールのアーカイブドレスのディテールを見直し、コンテンポラリーなルックとして再解釈しています。さらに、トレンチコートカラーのコットンとシルクが、魅惑的で斬新、かつクラシックなエフェクトを生み出しています。

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