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独立時計師 浅岡肇氏のデザイン、設計による機械式腕時計「クロノトウキョウ」に新作登場

FASHION HEADLINE / 2020年6月23日 20時0分




満を持しての発売となった新作「ブルズアイ」について浅岡さんに伺いました。

Q.ブルズアイとは?
A.ブルズアイとは「的(まと)」を意味する英語ですが、その名のとおり、文字盤の同心円のパターンが的を想起させることに因んでいます。また「アールデコダイヤル」と呼ばれることもあります。

私の独立時計師としての作品に「TSUNAMI」というモデルがあります。「TSUNAMI」もブルズアイの文字盤で、大変人気があり、世界中のハイエンドのウオッチコレクターから高い評価をいただいていますが、今回の「CHRONO TOKYO」 BULLSEYEの文字盤のデザインは、「TSUNAMI」のためのデザインアイディアをセンターセコンド用にアレンジしたものです。したがって、雰囲気が良く似ています。

hajima asaoka TSUNAMIhajima asaoka TSUNAMI
▲浅岡さんの独立時計師としての作品「TSUNAMI」

Q.CHRONO TOKYO BULLSEYEを作った動機は?
A.もともと「TSUNAMI」は自分が使うために製作した時計で、特に販売するつもりもなかったのですが、2013年のバーゼルワールド(スイスで行われる世界最大の時計の展示会)でなんとなく展示したところ、大変な反響があり、販売に至ったという経緯があります。以来、顧客への納品を優先したために、未だに自分用を持っていません(笑)。そこで、「CHRONO TOKYO」 BULLSEYEは、その代わりになる時計を作った訳です。

CT004S(フィールドグレー)CT004S(フィールドグレー)
Q.お勧めのポイントを教えてください。
A.「CHRONO TOKYO」シリーズの外装は完成度が非常に高いので、それに「TSUNAMI」のテイストをもった文字盤を合わせるに際しては、細かいチューニングをしています。その結果、ブルズアイというオーセンティックな様式の中に、現代的な洗練を込めることが出来たと思います。

Q.製品化にあたって苦心した点は?
A.何と言っても、文字盤を2色に塗り分けることが難しいです。前回の「クラシック」の文字盤も2色の塗分けになっていたので、実は、その技術を応用しています。つまり、クラシックでの実績が、ブルズアイの展開に繋がったわけです。

CT004W(シャンパン)CT004W(シャンパン)
Q.その他の変更点はありますか?
A.今回、ベルトの素材をカーフからゴート(山羊)に変えています。革の肌理が細かく、黒の色合いが濃いので、引き締まった印象があり、ブルズアイとのマッチングも良いと思います。あわせて、今回も装着感を重視して誂えました。

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