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高級ウオッチブランド「クレドール」に伝統ある伊万里鍋島焼をダイヤルに採用した限定モデルが登場

FASHION HEADLINE / 2020年6月30日 16時0分


16セイコーウオッチ株式会社は、高級ウオッチブランド<クレドール>の、都会的でエレガントな人気シリーズ「Linealx(リネアルクス)」より、「日本の水紀行」をデザインテーマに伊万里鍋島焼のダイヤルを採用した限定モデルを、7 月10 日よりクレドールショップにて発売いたします。希望小売価格は495万円(税込)(税抜 450万円)で、販売数量は10 本です。

日本は世界的に見ても珍しく海と山が近い風土を持ち、大陸とは異なり川の風景は、源流から河口まで様々な表情に変化します。上流の急峻な山々から湧き出た水は勢いよく駆け下り、渓谷の中では時として「水暖簾(みずのれん)」と呼ばれる美しく広がった滝となります。中流では、山から平野部に出てきた水が「せせらぎ」となり、穏やかに、場所によっては荒々しくもある表情を見せます。下流になると、川幅が広がり日の光を受けた「流水」は美しく光り、長閑な風情を漂わせます。

本作は、そのような豊かな表情を持つ「日本の水紀行」のうち「水暖簾」に着目した模様を、クレドールが持つ芸術性のもと、熟練の匠による高度な技で表現しました。


≪商品特徴≫
優美な伊万里鍋島焼ダイヤルに施された「水暖簾」のデザイン
本作は、日本の代表的な磁器である伊万里鍋島焼の名門「畑萬陶苑」とのコラボレーションによるダイヤルを採用した新製品です。17 世紀、ヨーロッパの王侯貴族たちを魅了し、「金」に匹敵するほどの高値で取引されたことから「白き黄金」と呼ばれた伊万里焼。中でも伊万里鍋島焼は、「秘窯の里」と呼ばれる大川内山を拠点に育まれました。江戸時代に肥前佐賀藩鍋島侯の御用窯(※1)として、将軍家や諸大名に向けた献上品を門外不出の高度な技術によって製造していた歴史をもちます。畑萬陶苑は、その歴史と技術を背景に、伝統技術の担い手として昭和元年に創業した窯元です。


ダイヤルを生み出す過程では、展覧会作品のような熟練の技による手の込んだ技法を盛り込んでいます。初めに、暖簾のように広がった滝の流れを表現するため、鍋島焼の伝統的手法「墨はじき」(※2)を用いて、ダイヤルの生地にグラデーションのかかった精緻なストライプ模様を描きだします。そこに透明な釉薬を重ね焼成を施した後、11 か所の略字を立体的に描きます。さらに滝の水煙を表現する、金、プラチナ、パールホワイト、光彩の4 色を順に上絵付し、それぞれの色に合った温度で焼きつけます。そのため、ダイヤルが完成するまでには10 回以上の焼成を繰り返します。また、裏ぶたには、畑萬陶苑が手がけた証として屋号が刻印されています。

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