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ファセッタズムが5年ぶりに2021春夏コレクションで東京凱旋

FASHION HEADLINE / 2020年11月2日 13時0分

ファセッタズム2021SSコレクション


ファセッタズム(FACETASM)が2021春夏コレクションをRakuten Fashion Week TOKYOの新プロジェクト「by R(バイアール)」で発表した。同プロジェクトでは今回、「ダブレット(doublet)」もデジタルでストリーミング配信を行った。


寺田倉庫を会場に行われたショーの様子はストリーミング配信され、新型コロナの影響7月のパリファッションウィークではデジタルプラットフォームでの発表だったが、今回5年振りの東京でのランウェイとなった。

コレクションのテーマは“More Memories”。ショー会場の椅子の上に置かれたペーパーには、2011年にデビューしてからブランドを支えてくれた関係者への謝辞とともに、
「僕はある日、4歳になる息子が描いた絵をみて心が動いた。子供ころの記憶、もしくは昨日の夕食、そして明日への記憶」
と言う一節が添えられていた。


展示会で愛息を抱いている姿も見慣れたデザイナ、落合宏理氏らしい自然な言葉で語られたコレクションは、TOKYOのストリートシーンが先鞭を付けた、今のモードのトレンドのエッセンスを再び昇華したファセッタズムらしいアイテムが並んだ。ミラノからパリとファッションウィークのオンスケジュールでの発表を経験してきた彼の自信と、クリエイションへの自負を感じさせた。


トラッカージャケット、トラックスーツ、ファイアージャケット、フーディー、ハイソックスといったアイテム、オーガンジー、チュールレース、フェザー、タータンなどの素材、ジップセパレーツやリボンテープ、ストラップ使いなどファセッタズムのシグニチャーともいえるデザインソースがネオンカラーをポイントにポップな色使いでリエントリーされた。

text by Tatsuya Noda

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