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ハリス副大統領、オバマ夫人着用で話題、NYのパターン職人大丸製作所2のオーバーコートが六本木でポップアップ開催

FASHION HEADLINE / 2020年12月3日 11時0分

ニューヨークを拠点とするパターンメーカー、大丸製作所2の代表・大丸隆平がデザインするブランド「オーバーコート(OVERCOAT)」のポップアップストアが東京・六本木のギャラリーANB Tokyoで12月2日から13日まで開催されている。


ミシェル・オバマ元大統領夫人の就任式のドレスに続いて、黒人女性初の副大統領としての起用が確実視されているカマラ・ハリス上院議員が8月の民主党大会で着たスーツを製作したのが大丸製作所2だったことが話題となり、全米から注目されている大丸隆平氏。今回のポップアップストアは11月にスタートした公式オンラインストア限定で販売されているカプセルコレクションを販売。ブランドのアイコンでもあるオーニング(店舗用テント素材)コートのセミオーダーの受注も行われている。


女優の菊地凛子やシュプリームの元ディレクター、アンジェロ・パクなどが着用したことで、一躍有名になったこのコートのモデルと生地のデザインを顧客がセレクトし、オリジナルカスタマイズできるとあって、プレビューから話題を集めた。NYから来日したスタッフがその場で採寸するアンプラグドな昔ながらのテーラースタイル。会場では大丸氏も自ら接客を行った。



「今年8月に西麻布で展示会と受注会を行った際に前回の5倍のオーダーが入り、その要望を肌で感じた。お客さんからもどこで手に入るのか分からなかったと言われ、新型コロナの影響でNYやパリに比べ、比較的平常が保たれている東京で今回、過去最大のポップアップを決めた」と大丸氏。

オーニングという日本では馴染みの無いNYの街を象徴する店舗用素材をパタンナーならではの視点によって、プロダクトを”展開”したまさに“オーバーコート”。「オートクチュールと違い、僕たちの仕事であるプレタポルテは型紙さえあれば何千枚でもまったく同じモノが作れることが重要。16歳でこの仕事に就いて以来、立体物は頭で展開図にして考える癖がついてしまっている」と大丸氏が言うように会場には、パターンで製作された女神像のアートピースなど、職人ブランドとしてのもの作りのバックグラウンドを提示する展示も行われている。


ミシェル・オバマ大統領夫人、カマラ・ハリス上院議員の仕事に関して「高級服のパターンがこれまで白人女性の体型に合わせて作られてきたという背景もあって、身体に添うデザイン、パターンにも社会的変化に応じた進化が求められている時代。人種や性別を問わず、さまざまな体型に合うパターンの技術をずっと仕事のテーマとしてきた日本人の僕にとってはその延長線上にある仕事」と大丸氏は話す。

Text by Tatsuya Noda

OVERCOAT ポップアップストア詳細
会期:2020年12⽉2⽇(⽕)〜12⽉13⽇(⽇)13:00〜19:00
場所:ANB Tokyo 4F (東京都港区六本⽊5-2-4 ANB Tokyo 4F)

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