伝統技術を用いた日本ならではの新たなラグジュアリーの形。寺西俊輔「アルルナータ」が伊勢丹新宿店に期間限定でオープン
FASHION HEADLINE / 2021年2月9日 18時0分
伊勢丹新宿店では、《伝統技術の新たな価値を発信するプロジェクト》としてラグジュアリーブランドの元デザイナーの寺西俊輔氏が手掛ける<ARLNATA(アルルナータ)>が《伊勢丹新宿店 本館1階 プロモーション》に《2月20日~3月2日》に期間限定でオープンします。自身のデザイナー兼パタンナーとしての実績と経験を活かし、約38cm×13mという着物生地の中で型紙を作成、和裁も手掛けるトップクラスの国内アトリエで丁寧に仕上げられた洋服は、伝統技術を用いた日本ならではの新たなラグジュアリーの形を提案するものです。
会期中は、寺西氏が惚れ込んだ着物生地である「牛首紬」約80点を品揃え、きものへのお仕立はもちろんのこと、牛首紬の生地から寺西氏のデザインする洋服へのオーダー(メンズ4型、レディス4型)を承ります。またワンピースやニット、シャツなどのレディス・メンズ用プレタポルテも用意しており、すぐにご着用いただける春夏アイテムをご紹介します。
《ARLNATA》を立ち上げた"寺西俊輔氏"。過去にはラグジュアリーブランドのデザインも
京都大学建築学科卒業後、YOHJI YAMAMOTO入社。その後、イタリア・ミラノに渡りCAROL CHRISTIAN POELL、ZEGNA傘下のAGNONAで、経験を積んだ後、HERMÈS入社、本国フランス・パリに移った寺西俊輔氏が2018年日本に帰国し立ち上げたプロジェクト<ARLNATA>。自身のデザイナー兼パタンナーとしての経験を活かし、約38cm×13mという着物生地から洋服を制作。石川県の伝統的工芸品である牛首紬(※)を中心に日本の様々な着物産地を渡り歩き、素材を発掘。その厳選した生地に、寺西氏のデザイン、そして世界トップクラスの技術を持つ国内のアトリエで丁寧に仕上げられた洋服を通して、伝統技術の新たな価値や、日本だからこそのラグジュアリーの在り方を提案している。
※牛首紬:石川県白山市白峰の白山の麓で800年以上の昔から伝承されている紬。二頭の蚕が共同で一個の繭を作り上げたものを「玉繭」と呼び、非常に稀少性が高い。その貴重な玉繭から作られる絹100%の着物生地。
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