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【ルック】ジョルジオ アルマーニが約1年4か月ぶりに観客の前でコレクションを開催。2022春夏のテーマは「原点への回帰」

FASHION HEADLINE / 2021年6月28日 19時0分

ミラノ時間6月21日夜、ジョルジオ アルマーニ 2022春夏メンズコレクションが開催されました。 ブランドの歴史を培ってきた場所、ミラノのボルゴヌオーヴォ通りで開催された今回のショーは、約1年4か月ぶりに観客を入れての開催となりました。

今回発表された2022春夏メンズコレクションの中で、デザイナージョルジオ・アルマーニは、構築的な束縛から解放される服、無頓着さというよりノンシャランとした考え、進歩の証しとしてクラシックへの回帰を、改めて探求します。私たちが生活しているこの時代を客観的に観察し、様々な生活様式が形式的なことからますます離れている今の世の中をじっくりと観察したのです。

彼はそうした世の中の動向から得る新しい感覚を常に取り入れていますが、 同時に品位を意識し、 適切な感覚を保つということを意識してデザインを行っています。 例えば、 一見無頓着にデザインされたように見える短めの丈のバミューダパンツでさえ、 そこから見える素足が、 解放的な所作に見えすぎることないように意識と工夫を凝らしているのです。


今回 コレクションの会場となったのは、ブランドが最初にアトリエを構えたボルゴヌオーヴォ21番地。鮮やかなグリーンが広がるコートヤードを背景に、全77ルック(一部レディースを含む、メンズは63ルック)が発表されました。ネイビーのジャケットスタイルに始まり、草木柄のモチーフのサマーニット、シャツやTシャツ、ベストなど、さまざまなコーディネートで表現されるバミューダパンツのスタイル、胸元にポケットがついたボンバータイプのジップアップブルゾン、オールホワイト、オールネイビーのセットアップ、そしてコレクションの最後を飾るのは、艶やかなスタンドカラーのシャツだけを合わせたタキシードに代わる新しいドレスルックも提案しています。


ノーカラーのシワ格好が施された涼しげなグレーのチェック柄のスーツは、小さなVゾーンのタイがアクセントになっています。また、マイクロヘリンボーンの4つボタンネイビーダブルブレストにVネックのストライプTシャツを合わせ、前を開けて着せたルックなど、スーツからセットアップへのバリエーションも豊富です。新たなコーディネートで提案されたのは、スタンドカラーのシャツに、同じピンストライプウールで作られたダーツの入ったパンツとデニムジャケットのようなカッティングのトップス。バミューダパンツには、ジャケットに見立ててジレを組み合わせています。

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