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ジャガー・ルクルトが「レベルソ・トリビュート・エナメル」を発表。ケース裏に 葛飾北斎の木版画を忠実に再現

FASHION HEADLINE / 2021年7月1日 20時0分

エナメル層を形成するために何度も焼成した後、最終的な課題として、無傷でのインデックスの取付 (エナメルの手つかずの表面に小さな穴をあける)と、レールウェイミニッツトラックの転写が行われます。


すべてのエナメル加工と同様に焼成工程によって予期しない変色の可能性があるため、レベルソ・ トリビュート・エナメルのダイヤルの色を裏面の絵画と完全に一致させ、なおかつこの絵画を北斎のオリジナルのカラーで忠実に再現するためには、相当数の時間を要します。これらの時間に加えて、ほぼ5時間の作業時間をギョーシェ彫りのみに費やす必要があり、さらにその後、透明のグリーンのエナメル層を作るために8時間の作業時間が追加されます。つまり、ケースバックに細密画を描くだけで70時間以上の作業時間を要するのです。


葛飾北斎について
西洋で最もよく知られている日本人芸術家、葛飾北斎 (1760–1849) は、非常に多作な挿絵画家、版画家、浮世絵師です。彼の名声は、世界で最も有名な芸術作品の1つである『神奈川沖浪裏』を含む名所木版画シリーズ『富嶽三十六景』によって、80歳を過ぎてから確立されました。(ジャガー・ルクルトは、この『神奈川沖浪裏』を2018年に限定版のレベルソにエナメル細密画として再現しました。)

江戸時代(1600-1868)の商人階級の快楽的な生活様式を描いた浮世絵の大流行によって、17~19世紀にかけてこれらの絵画を再現する手段として木版印刷が隆盛を極めました。革新的な構図と色使いを特徴とする北斎は、浮世絵を肖像画だけでなく、風景、植物、動物を含むより幅広いジャンルへと変化させることに尽力しました。彼の名声の結果として、浮世絵と木版画は、西洋における日本美術の認識を形成する上で中心的な役割を果たしました。

技術仕様
レベルソ・トリビュート・エナメル
ケース:ホワイトゴールド
サイズ:45.5 mm x 27.4 mm x 9.73 mm
ムーブメント:ジャガー・ルクルト製キャリバー822、機械式手巻
機能:時、分
パワーリザーブ:42時間
ダイヤル:ギョーシェ彫りおよびグラン・フー・エナメル
ケースバック:グラン・フー・エナメル細密画
防水性:3気圧
ストラップ:ブラックアリゲーター
リファレンス:Q39334T2 - 10本限定モデル
価格:80,000€(6月30日時点 日本円参考価格 1,161万6,000円)

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