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【悲鳴】豚肉が高騰 パン粉・お米も値上がり とんかつ専門店「ここまで来ると怖い」 福岡

FBS福岡放送ニュース / 2024年6月28日 18時52分

豚肉が高い

食卓に欠かせない家計の味方、豚肉の価格が高騰しています。国産だけではなく輸入の豚肉も値上がりしていて、家庭や飲食店では悲鳴が上がっています。

輸入豚肉が値上がり

■調理

「ジュー」

福岡市博多区にあるとんかつ専門店では、メインの食材である豚肉の価格高騰に頭を悩ませています。とんかつに使う輸入のロース肉の仕入れ価格は6月、1キロあたり50円値上がりしました。さらに7月も、すでに50円以上の値上がりが決まっているといいます。5年前と比べて、300円値上がりしています。

輸入肉より割高のはずの、国産の豚肉の価格に迫る勢いです。

■とんかつ大将 筑紫通り店・本田信雅 店長

「ヘタしたらこれ以上、上がるのであれば、黒豚を買ったほうがいいとなる時が来るかも。うちは霧島豚っていうメニューも作っているけど、50円から100円の間でしか差がなくなってきているから、やばいなって。」

生パン粉が値上がり

値上がりしているのは、豚肉だけではありません。

ボリュームたっぷり、とんかつ定食の並のサイズは750円ですが、生パン粉は6月、1キロあたり100円値上がりしました。お米も6月、10キロあたり300円値上がりしました。お米は7月も300円の値上がりが決まっています。食材の価格高騰が止まりません。

■本田 店長

「正直、なるようにしかならないのかなっていうのが本音ですね。ここまでくると、もうちょっと、怖いしか言えないですね。流れに身を任せるしかない。」

米が値上がり

こちらの店では7月から、ヒレカツなどメニューの一部を値上げしたり、割引サービスの割引率を下げたり、さらに、無料で提供しているおかわりのご飯の量を減らしたりするなどして乗り切ろうとしています。

なぜ、豚肉が高騰しているのでしょうか?

農水省によりますと、輸入の豚肉は家畜の病気などが理由で生産量が減少し、現地での価格が上がったことに円安が重なったことが原因だということです。輸入の豚肉の高騰を受け国産の需要も高まり、豚肉全体の価格高騰が起きているということです。

福岡市のスーパーでは

福岡市のスーパーにも価格高騰の波が押し寄せています。

福岡市東区のエムズ美和台店では、2月から国産と輸入の豚肉の仕入れ値が上がり続けています。去年に比べて、100gあたり20円から30円値上がりしています。

■阿部まみフィールドキャスター

「あちらの男性、お肉を真剣に選んでいるように見えます。」

■買い物客

「バラ肉。600円はちょっと高いかなって感じはしますが、3割引で500円台になるから良いかなと思って選びました。」

「困りますよ。だから半額を買ったりして。安くなっているから買いました。」

消費者の財布のヒモが固くなる中、店では手に取ってもらいやすいような工夫も見られました。

■阿部フィールドキャスター

「お肉コーナーを見てみると、賞味期限があすにもかかわらず、割引シールを貼られている商品が複数あります。」

通常、賞味期限が当日のものに限り貼っている割引シールを1日前から貼ったり、1パック500円前後に収まるように肉の大きさや厚さを調整したりしています。

農畜産業振興機構によりますと「一般的に、夏は豚肉の価格が高くなる傾向がある」ということです。

物価の高騰に加え、これから暑くなると光熱費の高騰も予想され、消費者にとっては厳しい夏になりそうです。

※FBS福岡放送めんたいワイド2024年6月27日午後5時すぎ放送

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