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【判決】29棟が焼けた旦過市場の2度目の火災 フライパンを火にかけ放置の元経営者が有罪「木造密集地で飲食店を営む者として」 福岡地裁小倉支部

FBS福岡放送ニュース / 2024年7月11日 19時11分

旦過市場2度目の火災で有罪判決

2022年、北九州市の旦過市場一帯で起きた2度目の大規模火災で、火元の飲食店の元経営者が業務上失火の罪に問われた裁判で、福岡地裁小倉支部は11日、執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

福岡地裁小倉支部

判決を受けたのは、北九州市の旦過市場近くで飲食店を経営していた63歳の女性です。

業務上失火の罪に問われていた

判決によりますと、女性は2022年8月、経営していた飲食店で、食用油と処理剤を入れたフライパンを火にかけた状態でその場を離れ、注意義務を怠り放置した結果、食用油を発火させて燃え上がらせ、旦過市場一帯のあわせて29棟を焼損させました。

「木造密集地区で飲食店を営む者として」

11日の判決公判で福岡地裁小倉支部の渡部五郎裁判長は「木造密集地区で飲食店を営む者として、一層の注意が求められていた」とした一方で「事実を認めて反省の弁を述べている」などとして、女性に禁錮2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。

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