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【判決】「自分の都合を優先して運転を続けた」高校生など9人をはね重軽傷を負わせた危険運転致傷 男に懲役2年6か月 福岡地裁

FBS福岡放送ニュース / 2024年7月12日 17時33分

てんかんの発作の恐れを知りながら運転

2023年11月、福岡県宇美町で、持病のてんかん発作の恐れがあると知りながら車を運転し、高校生などをはね、重軽傷を負わせた危険運転致傷の罪に問われた男の裁判です。福岡地裁は12日、男に懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

福岡・宇美町

判決を受けたのは、福岡県須恵町の無職、中村進被告(66)です。

判決によりますと、中村被告は2023年11月、福岡県宇美町で、持病のてんかん発作が起きる恐れがあることを知りながら軽乗用車を運転し高校生など9人をはね、ケガをさせるなどしました。

9人が重軽傷を負わせる

福岡地裁の今泉裕登裁判長は、中村被告がこの事故の2か月前にも、てんかん発作で物損事故を起こしたことに触れ「運転をやめる機会が何度もあったのに、自分の都合を優先して運転を続けた。危険性が非常に高い悪質なもので刑事責任は重い」として、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。

福岡地裁

判決によりますと、中村被告は当時、車を運転中に発作を起こして意識を失い、車を暴走させて路肩の歩行者を次々にはねました。登校中の高校生8人を含む9人が重軽傷を負いました。

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