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【異色】「被害は右肩上がり、私はなで肩」漫才コンビは県職員の2人 “お笑い” で詐欺被害に注意を呼びかけ 佐賀

FBS福岡放送ニュース / 2024年7月21日 7時15分

県職員が漫才で詐欺への注意を呼びかけ

SNSをきっかけに金をだまし取られる詐欺被害が相次いでいます。佐賀県では、県の職員が「漫才」を使って詐欺被害を減らそうというユニークな取り組みが始まりました。

斉藤さん
古賀さん

■古賀大裕さん(40)

「偽電話詐欺、特殊詐欺というのは、誰もが被害に遭う可能性があるんです。」

目指すのは漫才師ナンバーワンを決めるあのステージ、ではなく詐欺被害の撲滅。高齢者を笑顔にするのは芸人ではなく、県職員の2人です。

斉藤さんの自宅でネタ合わせ

佐賀市の自宅で、熱心にネタの仕込みをする斉藤考生さん(40)と古賀大裕さん(40)。2人は佐賀県の職員で、児童相談所などで児童福祉を担当しています。

子どもと親とコミュニケーション能力を「お笑い」の力で向上させようと、お笑い県職員「今日もさが日和(びより)」として活動しています。

2人は児童福祉を担当

普段は佐賀県のPRや、子どもに児童福祉について教えるために漫才を披露していますが、今回は佐賀県警から「詐欺防止」をテーマにした漫才を依頼されました。

佐賀県のことし6月末時点での特殊詐欺の被害は合わせて126件で、被害額はすでにおよそ6億円です。

■斉藤考生さん(40)

「詐欺被害は相手の財産を奪ったり、一生懸命、真面目にコツコツ築き上げてきたものを、話術で奪われることはあってはならない。」

高齢者50人を前に

16日、高齢者およそ50人の前で漫才を披露する日が来ました。

■漫才

「6億円以上、被害が出ている。」

「右肩上がりで増えているんですね。私はなで肩なんですけどね。」

お年寄りの反応も上々です。

■漫才

「振り込んでくださいと言われるんだ。」

「私は給料日の翌日にお小遣いをもらって、それでやりくりしているので、ATMに行くことはめったにないんですよ。だから私は大丈夫です。」

「私は大丈夫と思っていると、詐欺に遭う危険性が高くなるんです。」

伝えたかったことは
誰かに相談する

2人が最も伝えたいことは、児童福祉の現場でも伝えていることです。

■漫才

「ちょっとでもこういう話を聞くと怖いですよね。」

「だからこそお金に関することは一人で抱え込まずに。」

「一人で抱え込まずに!」

「誰かに相談する。」

「誰かに相談する!」

「大事ですね。」

「大事!」

        

■参加者

「がばいよかった。」

「非常に面白く、分かりやすい漫才でした。」

■斉藤さん

「楽しく正しく伝わって、被害がなくなる一助になれるように頑張ります。」

漫才で詐欺被害を少しでも減らしたい。異色のコンビはこれからも、お年寄りのためにステージに立ちます。

※FBS福岡放送めんたいワイド2024年7月16日午後5時すぎ放送

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