「乗って帰ればいいやん」 会社の部下に飲酒運転そそのかした疑い 愛知県の会社役員を逮捕

FBS福岡放送

福岡県宗像市で、一緒に酒を飲んだ部下の男に車を運転させたとして、愛知県岡崎市の会社役員の男が逮捕されました。運転した部下の男も酒気帯び運転の疑いで逮捕されています。

酒気帯び運転教唆の疑いで逮捕されたのは、愛知県岡崎市の会社役員・大本文是容疑者（27）です。

警察によりますと大本容疑者は、ことし5月、福岡県宗像市で、部下の男が酒を飲んだことを知りながら「乗って帰ればいいやん」などと言って飲酒運転をそそのかした疑いです。

また、酒を飲んで車を運転したとして名古屋市の会社員・坪井拓馬容疑者（25）も逮捕されました。

2人は会社の同僚3人と一緒に愛知県から出張で来ていて、全員3軒の飲食店をはしごして酒を飲んでいました。

3軒目の店の店員が運転代行業者を呼び、代行用の車が到着しましたが、大本容疑者がキャンセル料を払って断り、そのまま5人で会社の車に乗って帰ったことから店員が110番通報しました。

その後、通報を受けた警察が5人が乗る車を発見し、運転していた坪井容疑者の呼気を調べたところ、基準値の4倍を超えるアルコールが検出されました。

警察の調べに対し、大本容疑者と坪井容疑者はそれぞれ容疑を認めています。

警察は、同じ車に乗っていた50代から70代の同僚3人についても今後、書類送検する方針です。