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【異変】「秋の食材を打ち出しにくく…」太宰府市で猛暑日の国内最多記録また更新 厳しい残暑で食品・家電売り場に変化 福岡 

FBS福岡放送ニュース / 2024年9月6日 19時36分

厳しい残暑で売り場に「異変」

福岡県太宰府市は6日、通算48日目の猛暑日となり、国内最多記録を更新しました。9月に入っても真夏のような暑さが続く中、食品や電化製品の売り場には異変が起きていました。

福岡・太宰府市

前日に続き、猛暑日となった太宰府市。最高気温は36度まで上がり、道ゆく人は日傘や携帯用の扇風機で暑さをしのいでいました。猛暑日となった日数は通算48日目となり、前日に更新した国内最多記録をさらに更新しました。

久留米市と朝倉市、八女市でも猛暑日となりました。福岡市内のスーパーを訪れると。

■阿部まみアナウンサー

「スーパーのお菓子コーナーには甘栗や芋を使った商品など並び、徐々に秋らしくなってきました。」

秋の味覚が並ぶが

生鮮食品売り場でも、ブドウやイチジク、サツマイモなど、秋の味覚を見つけました。しかし。

■ゆめタウン博多店・吉田 智 食品店長

「この時期なら秋を前面に打ち出すんですが、あまりにも気温が高いので。まだ夏が動いているので。」

夏野菜の需要が高い

実は9月になってもナスやトマトなど夏野菜の需要が高く、鍋物などに入れる秋の食材を打ち出しにくいというのです。

■吉田 食品店長

「夏と違って鍋はいろんな具材を入れてもらえて購買金額があがるので、そちらがどんどん売れてくれば、前年通りの売り上げになると思います。」

清涼飲料水が好調続く

一方、夏が長引いている影響で売り上げが伸びているものもあります。炭酸飲料やお茶などの清涼飲料水は、9月に入っても段ボールごと購入する客が多く、先週と今週の売り上げは前年の130%と好調です。

惣菜のコーナーには「秋の味覚」のポップがありましたが。

■吉田 食品店長

「販促物はどんどん秋のイメージを打ち出していますが、本当に売れているのはまだ夏型の商材で、売り場を一部残しています。」

冷たい麺も好調

並んでいたのは夏の定番・冷やし中華やそうめんなどの冷たい麺です。売り上げは前の年の同じ時期と比べて3倍に増えたといいます。

■買い物客

「ミニ冷やし中華。やっぱりあっさりしたものがいいです。」

■吉田 食品店長

「暑さが続いているうちは、夏物の商材をどこまで引っ張っていくか考えていこうなかと思っています。悩ましいところですね。」

エアコンの注文が続く

家電販売店も、商品の動きに“異変”を感じていました。

■阿部アナウンサー

「店内の入り口を入ってすぐのところに扇風機が置かれています。その奥にはエアコンが並んでいます。」

■カノデンキ・松岡義展さん

「ことしは9月に入ってもエアコンの注文がまだ止まらないですね。昨年、それ以前であれば、だいたいお盆過ぎはぱたりとエアコンの問い合わせが減るのですが、ことしは残暑がかなり長引いているので、問い合わせを今でも受けています。」

例年、お盆を過ぎるとエアコンは売れないといいます。しかし、暑かったことしはエアコンを使う機会が多く、電気代がかさんだことで少しでも節約しようという人が、省エネタイプに切り替えているといいます。

■松岡さん

「(エアコンの価格は)今のところは変えていないです。通常は抱えた在庫が少し残った分を特価で出していますが、ことしはそうでなくても在庫が出ていっている状態なので、メーカーに注文をかけている感じです。」

9月に入っても当面は続くとみられる厳しい残暑。なかなか見えてこない季節の変わり目に、多くの人が翻弄されています。

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