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【判決】裁判長「相当うさんくさい」「市議の地位にありながら多額の金銭を得たいという私的な利益を追求」元 寝屋川市議の女に求刑通り懲役10年と追徴金1億9800万円 無罪を主張していた 福岡地裁

FBS福岡放送ニュース / 2024年10月7日 14時33分

元市議に判決「相当うさんくさい」

新型コロナの公的融資制度を悪用し、受給者から手数料名目で多額の金をだまし取った罪に問われている元大阪・寝屋川市議会議員の吉羽美華被告(44)に対し、福岡地方裁判所は7日、求刑通り懲役10年と追徴金1億9800万円の判決を言い渡しました。

裁判で、弁護側は「被告は詐欺に加担している認識がなかった」などと無罪を主張し、吉羽被告も知人の男にだまされたなどとして「私は詐欺を行っていません。私は無罪です」と述べていました。

福岡地裁

吉羽被告は2021年1月、すでに有罪判決を受けた知人の男とともに、福岡県久留米市の医療法人に6億円の公的融資を受けさせ、業務委託料として2億3000万円をだまし取ったなど、3件の詐欺事件で罪に問われていました。

廷内スケッチ

7日、福岡地方裁判所の冨田敦史裁判長は、吉羽被告の認識について「不合理というにとどまらず、相当うさんくさい」と指摘した上で「市議会議員の地位にありながら、多額の金銭を得たいなどという私的な利益を追求して犯行に及んだもので、身勝手かつ自己中心的な動機」として、吉羽被告に求刑通り懲役10年、追徴金1億9800万円の判決を言い渡しました。

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