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【苅田山笠】「成り行きに任せていた」「興奮状態で止められないと思った」路上で山車(やま)を衝突させた疑い 責任者4人を書類送検 福岡

FBS福岡放送ニュース / 2024年12月2日 16時58分

2022年の苅田山笠

福岡県苅田町で10月に行われた県指定の無形民俗文化財、苅田山笠(かんだやまかさ)で、互いの山車(やま)を路上で衝突させ、道路使用許可の条件に従わなかったとして、4つの山車の責任者だった4人が2日、書類送検されました。

道路交通法の道路の使用の許可違反の疑いで書類送検されたのは、いずれも福岡県苅田町に住む男性で、会社員の52歳と53歳の2人と、漁業の59歳、無職の72歳の合わせて4人です。

4人は10月6日午後6時ごろから午後6時40分ごろまでの間、苅田町内の路上で、それぞれが指揮する苅田山笠の山車を互いに複数回衝突させ、警察の道路使用許可の条件に従わなかった疑いです。

山車同士が激しくぶつかり合う「突き当て」は苅田山笠の名物で、通常は駐車場で実施されています。警察は道路の使用許可を出す際、道路上では突き当てをしないことを条件にしていました。

4人はそれぞれ4つの山車の責任者で「成り行きに任せていた」「みな興奮状態だったのでもう止められないと思った」などと話し、容疑を認めているということです。

苅田山笠を巡っては2018年と2022年の祭りでも、道路上で「突き当て」をしたとして検挙者が出ていました。

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