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【浸水隠し】クイーンビートルの運休を2025年1月末まで延長 2月以降の運航も未定 JR九州高速船

FBS福岡放送ニュース / 2024年12月3日 14時48分

FBS福岡放送

博多と韓国・釜山を結ぶ「クイーンビートル」が浸水を隠し、運航を続けていた問題です。JR九州高速船は3日、高速船クイーンビートルについて、12月31日までとしていた運休期間を1月31日まで延長すると発表しました。

運航再開のめどはたっておらず、2月以降の運航についても現時点では未定としています。

浸水警報センサー(JR九州提供)

JR九州高速船は2月にクイーンビートルの浸水を把握しながら、その後も4か月にわたり運航を続けていました。また、浸水センサーが鳴らないよう位置を上にずらすなどの隠ぺい工作を行っていて、海上保安庁は10月、船舶安全法と海上運送法違反の疑いで強制捜査に踏み切りました。

この問題を受け、親会社のJR九州は11月、JR九州高速船の前社長と前運航管理者、前安全統括管理者の合わせて3人を懲戒解雇しました。JR九州の古宮社長は2か月、報酬を30%減額します。

海保による捜索(10月)

JR九州が設置した第三者委員会は調査報告書をまとめ、浸水隠しは船舶安全法違反にあたり、刑事罰の対象になる可能性が高いとしています。また「親会社であるJR九州の関わりがもの足りない」と指摘し、企業の管理体制も問われています。

JR九州は、各グループ会社で安全を担当する役員を選任し、毎月の定例会議で安全意識の向上を図るなどの再発防止策をすでに発表しています。ハード面としては浸水した部分の溶接方法を見直し、強度の向上を図るとしています。

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