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国の特別史跡「大野城跡」に違法なプレハブ小屋 キャンプ場オーナー「オッケーと言われた」市「許可していない」 福岡

FBS福岡放送ニュース / 2024年12月4日 17時25分

FBS福岡放送

国の特別史跡「大野城跡」で、違法なプレハブ小屋が設置されていることが分かりました。福岡県や太宰府市は小屋の撤去を指導していますが、土地の所有者は許可をとったと主張し、指導に応じていません。

■竹原侑記者

「自然センターキャンプ場という幕がかけてあって、小屋のようなものや遊具が見えます。」

福岡県と太宰府市から指導を受けているのは、太宰府市の「自然センターキャンプ場」のオーナーで、土地の所有者でもある中国籍の女性です。

キャンプ場は、ことし8月まで、「天満宮キャンプ場」という名前で営業していました。

遊具も見える

太宰府市によりますと、おととし10月、国の特別史跡に指定されている「大野城跡」の区域内に、許可なく設置されているプレハブ小屋を確認しました。

この土地は、建物の建設などを制限する市街化調整区域に指定されていて、私有地であっても文化財保護法や都市計画法により、新たに開発する場合には県の許可が必要です。

福岡県と太宰府市は、去年1月からことし11月にかけ合わせて8回、プレハブ小屋などの撤去を指導してきました。

土地の所有者は

しかし、中国籍の女性はFBSの取材に対して、事前に太宰府市の許可はとったと主張しています。

■オーナー

「頭にくる。納得できない。なんで最初にオッケーと言われて、オープンしてからいろいろダメと言われて。もうすでにオープンしてから。」

太宰府市は許可を出した事実はないと女性の主張を否定していて、引き続き、敷地内のプレハブや遊具の撤去を求めています。

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