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衰弱した母親を放置か 同居する52歳の息子を逮捕 保護責任者遺棄の疑い 母親は死亡した状態で発見

FBS福岡放送ニュース / 2025年1月4日 19時16分

FBS福岡放送

78歳の母親が衰弱して寝たきりになっているにもかかわらず、病院に連れて行くなど必要な保護を行わなかったとして52歳の息子が逮捕されました。

保護責任者遺棄の疑いで4日に逮捕されたのは、福岡市早良区の会社員、手島弘貴容疑者(52)です。

警察によりますと、手島容疑者は去年11月下旬から12月末までの間、同居する母親の手島巻子さん(78)が食事ができなくなり衰弱して寝たきりの状態になったにもかかわらず、病院に連れて行くなど必要な保護をしなかった疑いがもたれています。

今月2日、「母親の死亡手続きをしたい」と手島容疑者から110番通報があり、家を訪ねた警察官が布団の上であおむけになっている巻子さんを発見して、その場で死亡を確認しました。

司法解剖の結果、死後1週間ほどたっていたとみられていますが詳しい死因はわかっていません。

手島容疑者は警察の調べに対し「私が母に必要な保護をしなかったのは間違いありません」と容疑を認めた上で、病院に連れて行かなかったのは母親が拒否していたからだと話しているということです。

警察は保護責任者遺棄致死の疑いも視野に捜査を進めています。

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