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【速報】飯塚事件で検察が裁判所の勧告に応じると回答 福岡高裁「まず裁判所だけに証拠品リストの提示を」

FBS福岡放送ニュース / 2025年1月30日 19時12分

FBS福岡放送

1992年に起きた飯塚事件の裁判のやり直しをめぐる審理で、「証拠の開示」を拒否している検察に対し、福岡高裁は、まず裁判所だけに証拠品リストを提示するよう勧告しました。

再審=裁判のやり直しをめぐる審理は30日午前、福岡高裁で行われました。

再審を申し立てているのは、久間三千年(くま・みちとし)元死刑囚の妻です。

久間元死刑囚は1992年2月、福岡県飯塚市の女児2人を殺害したなどとして死刑判決を受け、執行されました。

現在、2度目の再審請求の審理が福岡高裁で行われています。

30日の審理の焦点は、弁護団が求め、検察が拒否している弁護側証人の「初期供述」に関する証拠や証拠品リストの開示について、裁判所がどう対応するかでした。

検察はこれまでに2度、裁判所から開示勧告を受けていますが、初期供述については「捜したが、ない」、証拠品リストは「開示する必要性はない」として開示を拒み続けています。

弁護団によりますと、裁判所は30日、検察に対し、まず証拠品リストを裁判所だけに提示するよう検察に勧告しました。提示されたリストの中身を裁判所が確認し、弁護団への開示を促すかどうかを検討するということです。

■徳田靖之弁護士

「リストに載っていれば、検察庁の中に(証拠が)絶対あるんだから捜せという話になるし、ないってなれば検察に捜させろという話になるんだと思うんです。」

検察は30日午後、勧告内容を踏まえ、裁判所に対し証拠品リストの提出に応じると回答したことを明らかにしました。

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