【解説】中国禁輸で変化した輸出入のトレンド…ブラジルのイベントで喜多方ラーメンも 福島
福島中央テレビニュース / 2024年9月20日 18時53分
中国の禁輸措置に関するニュースについて、禁輸解除が現実となれば喜ばしいかもしれませんが、一連の中国の禁輸措置の問題で国内の輸出入のトレンドは変わってきています。
農林水産省のまとめでも、ことしの上半期の輸出実績は禁輸措置の影響が響いたことで日本の水産物の輸出額は前の年と比べて2割ほど減っています。
禁輸解除となればこの辺りの問題が解消されるのではと期待されていますが、一方で中国に依存しない「輸出ルートの確保」いわば「輸出の多角化」もこの1年あまりでぐっと進んでいます。
問題だった青森県産のホタテも、アメリカやカナダ、インドネシアやサウジアラビアなど新しい国にも輸出が始まっているそうなんです。
県内に目を向けてみると、福島の場合は原発事故後、禁輸がずっと続いていますから、処理水の放出に伴う禁輸の影響は著しいものではありませんでしたが、「輸出の多角化」は進んでいます。
国際協力機構JICAによりますと、中南米にも「福島の食」を売り込んでいるようなんです。
もともと中南米は日系移民の方や親日派が多い地域です。
ことし5月下旬には、ブラジルの実業家らが福島に来て、福島が誇る日本酒や、相馬の「浜焼き」を楽しんだそうで、浜焼きはブラジルの人たちにかなり好評だったそうです。
8月には、そのブラジルで福島の食や日本酒を使った夕食会や喜多方ラーメンが振る舞われるイベントが行われたそうなんです。
なかには、福島で買った米と海苔を使った料理も振る舞われたそうで、好評だったそうです。
JICAの担当者によると、福島の現状を知って福島の物を輸入しようという動きや、食の広がりも感じられると話していました。
来年2月には、ペルーやドミニカ共和国の人たちを県内に招いて、食の魅力を発信する予定だということです。
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