1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【記者解説】女川原発が再稼働へ 国内最高レベルの防潮堤…住民避難の在り方は? 福島県

福島中央テレビニュース / 2024年10月29日 18時52分

FCT福島中央テレビ

女川原発の再稼働を隣県の私たちは、どう受け止めれば良いのか、鎌田記者の解説です。

福島第一原発は、海抜10メートルほどのところに立地していて、震災では津波の被害を受けました。

それに対し女川原発は、海抜14.8メートルに立地し、震災の時は一部設備に津波の被害があったものの、電源や発電機は無事でした。

今回は、国内最高レベルの海抜29メートルの防潮堤を設けているといいますが、「まさか」があることを想定し、常に対策を追求して欲しいと思います。

そのうえ、1月の能登半島地震では、北陸電力・志賀原発周辺では、避難経路となる道路も被害で通行止めになるなど、住民避難の在り方に課題を残しています。

複合的な視点で原発事故を起こさないこと、住民の避難を確実にすること、そういう対策を進めて欲しいと思います。

福島県と女川原発、直線距離で新地町が70キロ、相馬が80キロほどとなっています。

国は原発から5キロ圏内と30キロ圏内を防災対策のエリアに設けていて、不測の事態が起きたとき、距離に応じた対応をマニュアル化していますが、原子力災害の規模感や、気象状況、同時に発生した災害の程度によってさまざまなケースが考えられます。

単純に距離だけで線引きをするだけではなく、「まさか」があることを東北電力、国、それに自治体や住民も考えて欲しいと思います。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください